東京電機大学中学校は、東京都小金井市にある中高一貫の共学私立校です。探求型学習を実施し、グローバルな活躍ができる力をつけるために情報・理科・英語教育に力を入れている学校です。今回の記事では、そんな東京電機大学中学校の特色・学校説明会情報・進路情報をご紹介します。ぜひ、お子さんの進路選択の参考にしてください。
もくじ
東京電機大学中学校とは?
東京電機大学中学校は、中高一貫の共学私立校です。「人間らしく生きる」が校訓になっており、1人ひとりの生徒が個性を生かせる教育を行っています。
学校のルーツは、1907年に開設された夜間の「電機学校」です。そこでは、日本が技術立国になることを目指して、科学者や技術者の育成が行われました。そのため、東京電機大学中学校でも、理科教育や情報教育が盛んに行われています。
教育方針
東京電機大学中学校の教育方針は、3つあります。
- 少人数制を生かした指導
- 個性と適性を引き出す
- 進路を見つめ、豊かな心を育む
これらの方針のもと、「豊かな心・創造力と知性・健やかな身体」をそなえた人を育てるのが東京電機大学中学校の教育目標です。
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施設・アクセス
校舎は、中央に吹き抜けの開放的な空間がある造りになっています。特記すべきは、図書館の蔵書の多さです。蔵書数は約6万冊あり、映像ソフトも500本揃っています。また、雑誌50種類に新聞6紙も図書館にあるので、幅広い情報にアクセスすることができます。地学実験室と生物実験室、自習室、コンピュータ室も充実しています。
ほかにも、人工芝のグラウンドや屋上にあるプール、バスケットコートが2面とれる体育館、柔道場、日替わりランチがあるカフェテリア、本格的な和室などが備わっており、恵まれた学習環境があるといえるでしょう。
住所 | 〒184-8555 東京都小金井市梶野町4-8-1 |
電話番号 | 0422-37-6441 |
アクセス | JR中央線「東小金井駅」下車、北口から徒歩約5分 |
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東京電機大学中学校の学びの特色
東京電機大学中学校の学びの特色は、探求型の授業スタイルであること、情報・理科・英語を重視していること、希望進路を叶えるためのサポートが徹底していることです。
探求型学習
東京電機大学中学校は高等学校と一緒になり「TDU 4D-Lab」という学年横断型ゼミ学習を行っています。大学のゼミナールをイメージした学習で、中学2年生~高校2年生がグループとなり学習を進めます。
学習の流れは「課題発見」「調査」「考える」「成果を発表する」という4つのステップで行われています。この4つのステップを回すことで、下記の5つの力をつけるのが目的です。
- 視野の広さ
- 冒険心
- 専門性
- 共感
- 向上心
研究のテーマは、社会学・国際学や人文学・文化学、生命学・環境学など多様です。
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グローバル人材に欠かせない情報・理科・英語を重視
情報の授業では、タイピングやプログラミングを基礎から学び、高校生になるとプログラミング言語のC言語による演習が行われます。プログラミング以外にも、ホームページの作成やワード・エクセル・プレゼンテーションなど、社会で使える実践的なスキルを学ぶことができます。
理科の授業は、「見て、触って、やってみる」ことに重点を置いて、実践や体験に力を入れています。そのため、多くの実験が授業中に行われます。また、教員が実験を実演する「科学演示室」も備えています。
英語の授業は、中学生の間は週に6~7時間設定されています。英会話の授業も取り入れられており、「読む・書く」だけでなく、「聞く・話す」にも力が注がれているのが特徴です。
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徹底したサポート体制
東京電機大学中学校では、1人ひとりの生徒の学力を伸ばし、希望する進路を実現できるようなサポート体制が敷かれています。
まず、普段の授業では「授業→宿題・課題→小テスト→再試験・補習」の学習サイクルに沿って、理解度を細かく確認します。また、小テストや定期考査以外に、到達度確認テストも年に2回行われています。
次に、受験に向けた実践的な力をつけるために、ハイレベルな課題にチャレンジする中学講習会が放課後に実施されています。
そして、成績分析シートで、生徒1人ひとりの得意・不得意を分野別に把握しフィードバックしています。主な評価項目は「到達目標」「設問ごとの平均点」「目立ったミス」「今後の学習上の目標」などがあります。
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