8歳の子供は、思春期に向かって成長のピークの第一段階を迎えるころです。伸長に関しては、個人差が大きいため、周りと比べて高身長、低身長になる子供もいます。自分の子供が平均値と異なると心配するかもしれませんが、どういった判断や対応がいいのでしょうか。今回は、8歳の子供の身長や男女別の発育について解説します。
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もくじ
8歳の子供の平均身長・平均体重
生涯学習政策局政策課調査統計企画室の2018年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)によると、8歳(小学校3年生)の平均身長は男子で128.1cm、女子で127.3cmになっています。ちなみに、9歳(小学校4年生)では男子が133.7cm、女子が133.4cm。年間で約5~6cm、伸長が伸びています。これらの身長はあくまで目安。子供の身長がどんどん伸びる時期には、個人差が大きいことを知っておきましょう。同年代の子供の平均身長に差があったとしても、すぐに病気や異常などと結びつけず、必要に応じて医療機関と相談しましょう。
平均の身長
年齢 | 男子 | 女子 |
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8歳(小学校3年生) | 128.1cm | 127.3cm |
9歳(小学校4年生) | 133.7cm | 133.4cm |
(平成30年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|生涯学習政策局政策課調査統計企画室より筆者作成)
平均の体重
8歳児の平均体重は以下の通りです。
年齢 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
8歳(小学校3年生) | 27.2kg | 26.4kg |
9歳(小学校4年生) | 30.5kg | 29.9kg |
(平成30年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|生涯学習政策局政策課調査統計企画室より筆者作成)
また、ローレス指数を使うことで、肥満・やせを判断できます。なお、体重については個人差があるため、判断基準はあくまで目安とされています。
ローレル指数は以下の方法で求めることができます。
ローレル指数=体重g÷(身長cm×身長cm×身長cm)×10000
判定 | ローレル指数 |
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やせ過ぎ | 100未満 |
やせ気味 | 100以上~115未満 |
標準 | 115以上~145未満 |
太り気味 | 145以上~160未満 |
太り過ぎ | 160以上 |
8歳の子供の成長について
前思春期段階
思春期が始まるまでの「前思春期」では、男女ともに身長が伸びます。前思春期には身長が伸びる割合はほとんど変化しません。つまり、3~4歳ころの身長がある程度平均値に沿って成長していたら、健全に成長していると言えるでしょう。身長は、年間5~6cmの割合で、成長率は徐々に低下します。思春期に向かってどんどん身長が伸びる割合はなだらかになっていきます。
成長障害による低身長
同年齢の子供に比べ、平均身長に差があると「成長障害」の可能性があります。成長障害とは、身長などの発育に関して異常が生じている状態です。成長障害は、ホルモンや骨・軟骨、主要臓器の異常、心理社会的原因などをもたらす可能性もあるものです。
成長障害は、成長曲線を基に判断します。「成長曲線」とは、平均身長や体重の年齢ごとの変化を曲線グラフで示したものです。成長曲線から外れても、必ずしも成長障害とは限りません。気になるようなら医療機関などに相談してみてましょう。
成長障害の治療
成長障害の治療は、原因の病気や環境異常に対する治療をするものです。具体的には、成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどの治療、軟骨無形成症などへの脚延長術などを施します。早期発見、早期治療をしておくと、高い治療効果を得られると言われています。
成長ホルモン療法では、成長ホルモンを注射で投与します。自宅でも毎日注射することが現在では可能になっています。毎晩寝る前に注射して、成長ホルモンが睡眠中に増えるよう促します。治療前には年間の身長の伸びが3~4cmだった子供が、8cmほど伸びることも。時間はかかりますが、根気良く続けると正常の範囲に近づいていきます。
一方で成長ホルモン療法は、頭痛やけいれんなどの副作用をともなうこともあります。糖尿病や悪性腫瘍、腎臓や心臓の病気、脊椎側わん症などの病気を持つ場合には、治療を中止、もしくは慎重に治療する必要があります。
身長を伸ばすためには
早寝早起き
質の良い睡眠は、子供の発育を促します。日常生活から睡眠リズムを作っておくと効果的です。ポイントは、「早寝早起き」。早く寝れば、早く起きれるというシンプルな方法です。発育を促す成長ホルモンは、毎晩22時ころから分泌し始め、深夜0時~午前2時にピークを迎えます。この時間帯に深い睡眠状態のノンレム睡眠を維持することで、成長ホルモンが多く分泌されます。
ノンレム睡眠に入るまでには2時間ほどかかるため、21時ころから早めに就寝しておくといいでしょう。就寝直前までスマートフォンやテレビを見ていると寝つきが悪くなるため、20時ころから読書などしてリラックスして過ごしておきましょう。8歳の子供は特に好奇心旺盛で、身の回りのことにひたすら興味を持ち、夢中になる時期です。そこでリラックスさせるのは大変かもしれませんが、間接照明に変えて就寝までの時間を過ごしてください。
適切な食事バランス
バランス取れた食事を心がけましょう。身長を伸ばすために、カルシウムだけを摂取すればいいわけではありません。カルシウムは、身体の吸収が悪く、意識的に食べなければ不足しがちになってしまいます。一方で、カルシウムの吸収を助ける栄養素は、クエン酸やマグネシウムです。クエン酸は、酢の物や果物などの食品に多く含まれています。酢の物が苦手なら、果物を積極的に食べるといいでしょう。果物が苦手であればヨーグルトや牛乳と組み合わせると食べやすいです。大豆やナッツなどに含まれているマグネシウムも積極的に摂取するといいでしょう。
また、たんぱく質も重要な栄養素です。肉や魚、卵、大豆などを食べてたんぱく質を吸収していきましょう。
女の子の食事は、少食になることも多いはずです。栄養バランスを取るために工夫してみてはいかがでしょうか。
運動やストレッチ
適度な運動は、成長の伸びを促してくれます。8歳は、運動能力も高まり、持続力や運動量が増す時期です。単に走るのではなく、より速く走ることを体に伝えられるようになります。
ただし、過度な運動は、かえって体の視聴を妨げてしまいます。これは、トレーニングを続けると硬い筋肉がつき、筋肉が骨の成長を邪魔してしまうからです。ほど良い運動を心がけましょう。伸長を伸ばすのに効果的な運動は、縦方向に骨を刺激するジャンプの多いスポーツと言われています。例えば、バスケットボールやバレーボールなどでしょう。骨が伸びる際には、骨端線(成長線)という軟骨が刺激され、骨が伸びるからです。ただ、そのためだけにスポーツを選ばせることは避けましょう。屋内のスポーツもいいですが、屋外で積極的に遊び、日光を浴びる時間を取ると成長にも効果的です。
また、普段の姿勢も重要で猫背になっていると、その分身長は1~3cmほど実際より低く見えてしまいます。体が硬い、つまり筋肉が硬いと骨と骨の間に余裕が生まれず、骨が伸びません。全身をストレッチで柔らかくすると、骨も伸びやすいです。仰向けに寝て、両腕を頭上に伸ばし、左右の指を絡めて手のひらが空を向くように伸ばします。足はつま先立ちで伸ばし、手が見えるよう首を後ろに倒して伸ばします。最後に力を抜いて手を緩めます。こういった一連の流れを5回繰り返しましょう。筋肉が柔らかくなり身長が伸びやすくなります。
終わりに
子供の身長は、個人差があるためすぐに病気や異常を疑う必要はありません。平均身長との差や、同じ年齢の伸長率などを考慮して、医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。万が一、成長障害であれば医師と相談して治療しましょう。
普段からの食事や運動、睡眠といった生活習慣を整え、発育を促すことに取り組んでみてはいかがでしょうか。慌ただしい朝で食事を抜きに子供が学校に行くこともあるかもしれませんが、子供の発育のために朝食にもしっかりと栄養を取らせてあげましょう。
参考
平成29 年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|生涯学習政策局政策課調査統計企画室
小学生の身長が伸びない原因は?伸ばすための食事!|Hoplus
小学生の平均身長!伸ばすにはストレッチが有効?|Hoplus