6歳の子供は、心身ともにどんどん成長を遂げていきます。特に身長の発育には個人差があるため、周りと比べて高身長、低身長となる子供もいるはずです。自分の子供が平均値と異なると心配するかもしれませんが、どのように判断し、対応するのがいいのでしょうか。今回は、6歳の子供の身長や男女別の発育について解説していきます。
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もくじ
6歳の子供の平均身長・体重
平成30年度の学校保険統計の調査結果から、6歳児の平均身長、平均体重を抜粋してまとめた表が次のものです。
項目 | 男子 | 女子 |
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平均身長 | 116.5cm | 115.6cm |
平均体重 | 21.4kg | 20.9kg |
参考
平成30 年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|生涯学習政策局政策課調査統計企画室
男の子の身長について
伸ばすには成長ホルモンを分泌させる
平均値より子供の身長が低ければ、少し心配になる親御さんもいるかもしれません。身長を伸ばすために重要になるのが、「成長ホルモン」。成長ホルモンとは、子供の体の発育を促すホルモンです。子供の骨には、「骨端線」と呼ばれる部分が両端にあります。この骨端線に存在する「軟骨芽細胞」が増え、身長は伸びていきます。年を重ねるにつれて、この骨端線が固くなると細胞が増えず、身長も伸びなくなってしまいます。この軟骨芽細胞を増やすためには、成長ホルモンの分泌が重要です。成長ホルモンの分泌を促すために重要になってくるのが、普段の生活習慣です。
栄養バランスの摂れる食事
栄養をバランス良く取るためには、五大栄養素と呼ばれる「たんぱく質・脂質・糖質・ミネラル・ビタミン」の摂取を意識します。加えて、鉄分や亜鉛、脂肪、カルシウムの4つの摂取も心がけましょう。
栄養バランスを取りやすい食事は、主食、主菜、副菜に分けて考えていきましょう。主食は、米やパンなどの穀類、炭水化物が中心。主菜は、魚・肉・大豆製品・卵などのたんぱく質や脂質でできたもの。副菜は、主に野菜を使った料理でビタミンやミネラル、食物繊維を取っていきます。
子供は、給食やお弁当で栄養バランス良く食べることもできますが、朝食や夕食で栄養バランスを整えることが大切です。ミネラル、ビタミンを積極的に摂取しましょう。
十分な運動と睡眠を
適度な運動は、成長ホルモンの分泌を促し、骨端線に適度な刺激を与えてくれます。運動は、心肺能力を高め、ストレス発散や質の良い睡眠をもたらしてくれます。特に大切なのが、屋外で遊ぶこと。日光を浴びると体内にビタミンDができていきます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。ただ、激しすぎる運動は逆効果なので、ほどほどの強度にしましょう。
睡眠リズムを作っておくと、体の成長につながります。発育を促す成長ホルモンは、22時ころから分泌し始め、0~2時にピークに達します。この時間帯に深い睡眠状態のノンレム睡眠を維持することで、成長ホルモンが多く分泌されます。ノンレム睡眠に入るまでには、2時間ほどかかるので、夜ふかしせずに21時ごろから早めに睡眠を取るといいでしょう。6歳の子供の理想的睡眠時間は、10~13時間。朝7時に起きるなら、21時ころの睡眠が適切です。就寝直前まで頭を働かせていると寝つきが悪くなるため、20時ころからリラックスして過ごしておくことが大切です。
女の子の身長について
女の子が陥りやすい成長障害
食事や睡眠、運動に注意していても、女の子の身長が平均よりも低くなったり、平均身長より高く伸びたりする場合に「成長障害」を疑われるかもしれません。成長障害とは、身長などの発育に関して、何かしらの原因で問題が生じている状態をいいます。
子供が成長障害であるかは、成長曲線の身長を基に判断します。成長曲線は、平均身長や体重の年齢ごとの変化を曲線グラフで示しています。ウェブサイトやアプリなどで確認できます。この成長曲線と身長を比べてみましょう。
ただ、外れていたかといって、すぐ成長障害とは判断できません。もし、長い期間で見ながらどうしても異変を感じるのであれば、医療機関などに相談しましょう。
低身長・高身長の原因
低身長の原因は、主に「原因不明の突発的低身長」「家族性低身長」「病気による低身長」の3つと言われています。親御さんからの遺伝も影響しますが、ほとんどは体質的に「突発的低身長」となっているようです。染色体や成長ホルモン、甲状腺の病気、子宮内発育不全などが原因となっている可能性もあります。
高身長の原因は、低身長の3要素と同様と言われています。病気と関係なく、高身長になることが多いようです。病気が原因の高身長は、「成長ホルモンの分泌過剰」や「甲状腺ホルモンの分泌過剰(バセドウ病)」などが挙げられます。「思春期早発症」という思春期の体の変化が低年齢で起こって、高身長になることも。まれに染色体や遺伝の異常が原因となり、難病や小児特定慢性疾患などの病気になっている可能性もあります。
低身長、高身長ともに変化の気になるようであれば、万が一に備えて、一度医療機関を受診してはいかがでしょうか。
伸ばすには生活習慣を整える
食事
女の子も、身長を伸ばすには男の子と同様に生活習慣が大切になってきます。少食であっても、なるべくバランス良く取るためには、女の子が食卓を楽しめる工夫をしてあげることがポイントです。大切な栄養素は、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、ビタミンD、たんぱく質など。カルシウムの吸収を促すために、大豆やナッツなどに含まれているマグネシウムを一緒に摂取するといいでしょう。
運動
運動に関して言えば、幼児から小学生の間に筋肉や骨などに負荷をかけたり、縄跳びやジョギングをしたりするのがおすすめです。大きく負担がかかる運動は避けましょう。屋外で積極的に遊ぶ時間を取ると体の成長にもつながります。
睡眠
なるべく21~22時ころから寝始めるといいでしょう。深夜に成長ホルモンの分泌が促されるためです。就寝前には、スマートフォンやテレビなどで脳に刺激を与えると寝つきが悪くなります。読書する習慣を付けておくと、勉強にもつながります。就寝時には部屋を暗くして、起床時には日光をたっぷり浴びると睡眠にリズムが生まれてきます。
終わりに
子供の身長の伸びには個人差があるため、低身長や高身長から一概に病気だと疑うのは難しいものです。平均身長との差や、同年代の子供の伸長率などを総合的に考え、必要に応じて医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。
一方で、普段からの食事や運動、睡眠といった生活習慣を整え、発育を促すことに取り組むのも大事なことです。スマートフォンやテレビゲームをやり過ぎると、運動不足や睡眠不足になっているかもしれません。子供の生活習慣をまずは整えることが大事です。
参考
平成29 年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|生涯学習政策局政策課調査統計企画室
6歳児の身長・体重など成長と心身の発達のポイント|All About
6歳児の身長について知ろう!背を伸ばすために必要なこと|teniteo
6歳の男の子の身長は?健やかな成長のために親がしてあげられること|teniteo
6歳の女の子の身長の平均は?子どもの健やかな成長の方法と考え方|teniteo
バランスの良い食事「合言葉は主食・主菜・副菜」|東京都福祉保健局
低身長|一般社団法人 日本小児科内分泌学会
6歳の女の子の身長の平均は?子どもの健やかな成長の方法と考え方|teniteo