ブリティッシュ・スクール・イン・東京は、日本で唯一のイギリス式学校として1989年、東京の渋谷に開校されました。ブリティッシュ・イングリッシュで学べる点や、イギリスを中心に一流大学への道を用意しているところが特徴です。本記事では当学校の概要や特徴の他に、入学までの流れ、学費などをご紹介します。
もくじ
ブリティッシュ・スクール・イン・東京とは?
早速ですが、ブリティッシュ・スクール・イン・東京の概要と歴史、特徴を確認していきましょう。
学校概要
ブリティッシュ・スクール・イン・東京は、幼稚園から高校まで、すべてのグレードがある一貫校です。キャンパスは、渋谷(3~8歳対象)と世田谷(8~18歳対象)の2つがあります。
イギリス本国と同じカリキュラムが提供されており、共学でインタナショナルスクールとしては珍しく、スクールユニフォームが存在するのも特徴です。
これまでの歩み
1989年に開校したブリティッシュ・スクール・イン・東京は、日本に住むイギリスの家族が、イギリス本国と同じ教育を受けたいという願いをかなえる形で設立されました。開校当初は、5~10歳までの子供が大多数を占めており、児童数は63人でした。
その後、着実に需要が高まっていき、1993年には、児童数が200人を突破しました。1998年には渋谷に新校舎を設け、児童数も300人にまで増えています。
2006年には、昭和女子大学内にもキャンパス持つことになります。2010年には、16歳までの生徒を受け入れるようになりました。2012年には最初の高校卒業生を出し、世界中の大学へと進学していきました。2019年現在では、3歳から18歳まで約1,000人の子供が在籍しています。
3つの特徴
ブリティッシュ・スクール・イン・東京は、日本とは全く異なったイギリス式の教育が行われています。課外活動やスポーツクラブなど、多くの特徴を持っていますが、ここでは特に「多様性」「教職員」「学力結果」の3つにフォーカスしてご紹介します。
豊かな多様性
生徒数が1,000人を超えるブリティッシュ・スクール・イン・東京には、65以上の異なった国籍を持っている子供たちが一堂に会し、学んでいます。
イギリス国籍が半数以上を占めていますが、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど、イギリスと関係の深い国の子供たちも学んでいます。日本人が少ない分、日本にいながらにして多様性に富んだ環境に身を置くことができます。
優秀な教職員
教職員は、実際に授業をしている姿を見てから採用しているのが特徴。さらに、年間を通してプロフェッショナルとしての力を磨くための研修が用意されています。
そのため、すべての教職員は、教育に対する情熱にあふれており、楽しく記憶に残るような授業を展開しています。また、子供たちに学びの機会を与えるため、力を伸ばすために、クラスの枠を超えて協力し、常に学び続けるプロフェッショナルの集団でもあります。
高い学力結果
優秀な教職員による授業の結果として、近年の学力テストは非常に高い数値を残しています。イギリス本国と同じカリキュラムと評価がされる中で、A評価(best)を得ている生徒は約半数に達し、B評価(better)を得ている生徒を合わせると74%にも上ります。
イギリス本国で学ぶ同学年の子供たちよりも優秀な成績を収めている子供の割合は半分にも及んでいるのです。イギリス本国への大学進学者が多いですが、日本の慶應義塾大学やオーストラリア、カナダの大学への進学実績もあります。
入学の手順
入学するには、保護者の少なくとも1人が英語が堪能であることが求められます。また、年齢ごとに入学条件が異なります。4つのステップに分けて、入学の手順をご紹介します。
入学要項の確認
6歳以下の入学の場合は、入学試験はありません。しかし、年齢相応の英語力や算数能力が求められます。7歳から9歳の子供が入学する際も、入学試験はありません。しかし、第一言語が英語でない場合は、英語力のテストが行われ、口頭での質問もあります。また、前の学校での活動内容を記した書類が必要です。10歳以上の入学は、カリキュラムについていける能力があるかどうかによって判断されます。
空きがあるか確認
ホームページにある年齢ごとの入学条件を確認した上で、入学を希望する学年に空きがあるかを確認します。空きがあれば次のステップに進むことができます。
入学申請書の記入
ホームページから入学申請書を印刷し、記入します。申請の際に必要な書類は、記入済みの入学申請書(application form)、子供のパスポートコピー、記入済みの個人情報(Information Release Form )、在籍学校のレポート、申請料金40,000円の振込証明書の5点です。これらの必要書類をそろえて、郵送かメールで連絡します。
書類の受領と入学審査の予約
すべての書類を受け取ったら、学校側は在籍校への内容確認などを行います。それらの確認が無事終わると、面接や試験などの日程予約へと移ります。
学費
2019年から2020年の学費をご紹介します。年間で、350万円以上の費用がかかります。その後、毎年約250万円の学費が発生します。
項目 | 費用(円) |
プライマリースクール(3~8歳)の学費 | 2,360,000 |
セカンダリースクール(8歳~11歳)の学費 | 2,405,000 |
セカンダリースクール(11歳~18歳)の学費 | 2,495,000 |
資本開発費 | 100,000 |
入学申請費 | 40,000 |
入学金 | 400,000 |
施設使用料など | 480,000 |
合計(プライマリースクールの場合) | 3,676,000 |
(参照元:FEES AND TERM DATES|The British School in Tokyo)
学校見学
ブリティッシュ・スクール・イン・東京では、学校で行われているリアルな教育を知ってもらうために、定期的に普段の授業の様子を見学できるスクールツアーを行っています。曜日、時間は次の通りです。
キャンパス | 学年 | 時間 |
渋谷キャンパス | 3歳~8歳 | 火曜日:9:00
金曜日:11:00 |
昭和キャンパス | 8歳~11歳 | 木曜日:10:30 |
昭和キャンパス | 11歳~18歳 | 木曜日:11:15 |
(参照元:SCHOOL TOURS|The British School in Tokyo)
ホームページ上から予約ができるので、学校の雰囲気を知りたいときは積極的に参加することをおすすめします。
まとめ
ブリティッシュ・スクール・イン・東京は、イギリス本国と同じカリキュラムを提供していることからも、イギリス国籍の子供たちのための学校という側面が強いようです。しかし、イギリス英語を学ぶことができ、イギリスの高等教育機関への道が開きやすいのはメリット。大学以降の子供の将来を考えて、魅力を感じるようでしたら一度学校見学してみてはいかがでしょうか?
参考
Home|The British School in Tokyo
FEES AND TERM DATES|The British School in Tokyo
ADMISSIONS PROCESSES|The British School in Tokyo
SCHOOL TOURS|The British School in Tokyo
THE BST DIFFERENCE|The British School in Tokyo
ACADEMIC RESULTS|The British School in Tokyo
HISTORY|The British School in Tokyo
ブリティッシュ・スクール・イン・東京