小学校入学前に準備するランドセルは、種類が多すぎてかえって選びにくいものかもしれません。子供にとってランドセルは、6年間の学校気分を左右する重要なアイテム。当然ですが、お気に入りのランドセルを見つけたいですよね。ランドセルの選び方や女の子におすすめしたいランドセルを10種類、お伝えします。
もくじ
ランドセルの選び方
素材と重さ
ランドセルで中心的な素材としては3種類あります。それぞれの特徴をご紹介します。
クラリーノ
ほとんどどのランドセルで使われている素材は、クラリーノ。ほかの素材と比べて軽量で1.1kgほどです。水や汚れに強く、遊び盛りの子供でも長持ちします。もし汚れた場合にも、手入れの簡単な人工皮革です。カラーバリエーションに幅があり、求めやすい価格帯の商品も多く登場しています。しかしながら、牛革やコート版に比べて耐久性が弱く、見た目や手触りの高級感はそこまでありません。
牛革
牛革は、使うほどに味の出てくる高級感に富んだ素材です。6年間使い続けても型崩れしない丈夫さを持っています。体にもフィットしやすいので、安定性もあります。しかし、水に対して弱く、素材の良さゆえにメンテナスに手間もかかります。価格帯も7万円以上と高くなる傾向があります。
コートバン
コートバンは、馬のお尻から作られた天然皮革。「革の宝石」と呼ばれるほどの高級素材です。光沢の美しさ、きめ細やかさが素晴らしく、使えば使うほど格の上がる革製品です。また、革が堅くて型崩れしにくく、耐久性も牛革より優れています。しかし耐水性は悪く、手入れに時間がかかり、重量も約1.3kgと重くなってきます。
このほか、ヌメ革という素材もありますが、ヌメ革を選ぶのは避けた方がいいでしょう。ヌメ革は、植物成分を加工した皮革で、耐久性に弱く、傷つきやすい、重い素材です。安価で販売している場合もありますが、基本的には、上記の素材から適したランドセルを選ぶのがいいでしょう。
背負いやすさ
ランドセルの背負いやすさは、肩ベルトの形状と背当てのやわらかさで決まります。この2つの素材や形、フィット感が良ければ、重いランドセルであっても、軽く感じられます。注意が必要なのは、軽量モデルの安価なランドセル。背負いやすさを無視して、コストカットを図り、重さを感じやすい形状になっているようです。
カラーデザイン
株式会社クロス・マーケティングの調査によれば、男の子に人気の色は、黒や紺、青、緑、こげ茶色など。黒が最も人気で67.0%の男の子が使っていました。女の子に人気なのは、桃や赤、紫、こげ茶色、水色など。桃色が一位ではありますが、男の子と比べると、バランス良く、どの色も一定の人気があります。ランドセルの色は、6年間使い続けるため、なじみやすく、飽きにくい色を選ぶことがポイントです。
また、特徴的なデザインを持つランドセルも以前より増えています。刺しゅう入りやハーフサイズのフタなど、さまざまなデザインがあるため、好みのデザインを選んでみてください。
(参照元:ランドセル購入に関する調査|ランドセル工業会)