世界から優秀な人材が集まるアメリカの名門、ペンシルベニア大学。中でも、全米で初めて設立されたビジネススクールであるウォートンスクールは、マーケティングやマネージメント分野で世界最高の評価を受けています。アメリカの大学ランキングでも常に上位に君臨するペンシルベニア大学とはどんな学校なのでしょうか。当記事では、ペンシルベニア大学の基本情報、キャンパスライフ、学費、入学難易度や、卒業した3名の著名人をご紹介します。
もくじ
ペンシルべニア大学の基本情報
ペンシルべニア大学は、アメリカ合衆国ペンシルべニア州の最大都市フィラデルフィアにある私立の大規模大学です。アメリカで初めて「University」を冠した総合大学で、現在アメリカ100ドル紙幣の肖像画に描かれているベンジャミン・フランクリンが創立しました。
ペンシルべニア大学の基本情報は次の通りです。
【ペンシルべニア大学の基本情報】
| 住所 | 3451 Walnut Street, Philadelphia, PA, 19104 U.S.A. |
| 設立 | 1740年 |
| 運営 | 私立 |
| 学生数 | 25,860人（うち女性55％） |
| 学期制 | セメスター制（2学期制） |
| 学部卒業率 | 96％ |
| 2022年の初年度クラス留学生率 | 14％ |
| 2022年のクラス登録留学者の出身地 |
|
| 2022年のクラスの入学許可者の人種構成 | 黒人、ヒスパニック、アジア人、ネイティブアメリカン：48％ |
参考
History of CIS at Penn｜Penn Engineering
Facts｜Penn UNIVERSITY of PENNSYLVANIA
ペンシルべニア大学は、アメリカ北東部にある8つの私立エリート大学で構成するカレッジスポーツ連盟「アイビー・リーグ」に含まれており、スクールカラーは赤と青です。
好奇心を満たす！ペンシルべニア大学のキャンパスライフ
アメリカの名門校であるペンシルベニア大学のキャンパスライフをご紹介しましょう。
学部・専攻
都市部の研究大学であるペンシルベニア大学は、最先端の科学設備が整っているだけでなく、都市全体の文化資源が豊富で世界中と産学連携が盛んです。
そんなペンシルべニア大学には4つの学校があり90以上の専攻科目を学ぶことができます。
- School of Arts & Sciences（芸術と科学の学校）
- School of Engineering and Applied Science（工学と応用科学の学校）
- School of Nursing（看護の学校）
- The Wharton School（ビジネススクール）
中でもThe Wharton SchoolはMBAでは世界最難関として有名で、優秀な経営者や実業家を多く輩出しています。
専攻科目については下記の2019～20年度カタログをご覧ください。
参考
2019-20 Undergraduate Catalog｜Penn UNIVERSITY of PENNSYLVANIA
Wharton UNIVERSITY of PENNSYLVANIA｜Global MBA Ranking 2019
ペンシルベニア大学の学生は、2年目の春までに多くの専攻の中から自らが興味あることを模索します。専攻選びの際には、アドバイザーや教員とのディスカッションなども行うことができ、1年間じっくりと時間をかけて将来に向けた学術的な探求をすることができます。
参考
I have multiple interests, so how do I find out what I want to major in?｜Colledge of Arts & Sciences
スポーツやクラブ活動
ペンシルべニア大学があるフィラデルフィアは、アメリカンフットボール・野球・バスケットボールなどのプロスポーツチームが本拠地としています。アイビー・リーグの一員でもあるペンシルべニア大学も、スポーツやレクリエーションが盛んに行われています。
その他、クラブや学生有志活動、独自の研究やクラス活動も盛んで、人生の選択肢の幅を広げることができます。
下記参考に一部のスポーツやクラブ活動をご紹介していますのでご覧ください。
参考
Athletics & Recreation｜Penn UNIVERSITY of PENNSYLVANIA
超高額！ペンシルべニア大学生が必要な年間費用
ペンシルべニア大学が属するアイビー・リーグの8校は、アメリカ合衆国東海岸の裕福な私立校グループとして知られています。ペンシルベニア大学の学生として生活するために必要な費用はどのくらいかかるのでしょうか。
固定費：学費
ペンシルベニア大学の授業料などの学費は次の通りに固定されています。
【2019～20年アカデミックイヤー（注1）にかかる学費】（注2）
| ドル | 日本円（1ドル＝108円換算） | |
| 授業料 | 51,156 | 5,524,848 |
| 一般料金 | 5,136 | 554,688 |
| 教育技術費 | 870 | 93,960 |
| 健康臨床費 | 608 | 65,664 |
| 年間学費合計 | 57,770 | 6,239,160 |
（注1）アメリカのアカデミック イヤー(Academic Year)は9月から翌年5月までの約9ヶ月間をいいます。
（注2）その他、オリエンテーション料金（2019～20年度は345ドル）とカレッジハウス料金がかかります。またコースによっては、コース固有の検査費が請求される場合があります。
参考
Undergraduate Tuition and Fees｜Student Registration&Financial Services
日本の大学では初年度年間学費は国立大学が817,800円、私立大学は平均1,333,418円がかかることと比較すると、ペンシルベニア大学は日本の大学よりも約5～8倍の学費がかかることが分かります。
参考
国立大学等の授業料その他の費用に関する省令｜文部科学省令第16号
私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について｜文部科学省
流動費：学費以外にかかる費用
その他授業料以外にかかる「予想費用」を、ペンシルベニア大学は次のように提示しています。
【2019～2020年アカデミックイヤーの大学生活にかかる予想費用】（単位：ドル）
| キャンパスでの生活 | キャンパス外での生活 | |
| 住宅手当 | 10,600 | 9,632 |
| 食事手当 | 5,590 | 4,774 |
| 通学手当 | 922 | 964 |
| 書籍や消耗品代 | 1,358 | |
| 個人的な費用の引当金 | 1,946 | |
| 年間生活費用予算合計 | 20,416 | 18,674 |
参考
Undergraduate Cost of Attendance｜Student Registration&Financial Services
1ドルを108円とした場合、予想される学生生活費用は201万6,792～220万4,928円です。つまり、1年間ペンシルベニア大学学生として生活するためには、総年間予算額として825万5,952～844万4,088円程度が必要ということが分かります。
奨学金制度
学費が超高額なペンシルベニア大学。しかし、全ての優秀な学生が家庭の事情で才能を発揮できないことを防ぐために奨学金制度が各種準備されています。奨学金を受けられる学生には要件や審査基準があります。詳細は下記参考をご覧ください。
参考
