防衛大学校を卒業した著名人10人!政治家も多い? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

防衛大学校は自衛隊の幹部自衛官を養成する機関です。卒業式に内閣総理大臣や防衛大臣が出席することから、メディアで報道されている場面を見たことがあるのではないでしょうか。しかし、防衛大学校を卒業した学生のうち、全員が自衛官の道に進みキャリアを積み重ねていくわけではありません。

この記事では防衛大学校を卒業した著名人10人や、防衛大学校の偏差値、大学の特色、年間行事をご紹介していきます。

防衛大学校を受験しようと思っている方は参考にしてください。

防衛大学校を卒業した著名人

防衛大学校を卒業した著名人を10人ご紹介していきます。

油井亀美也さん(宇宙飛行士)

1970年1月30日生まれ。1992年に防衛大学校理工学部を卒業し、航空自衛隊に入隊しました。その後、2009年にJAXAの宇宙飛行士訓練性に抜てきされ、2011年に正式にJAXA宇宙飛行士として認定されました。2019年現在はアメリカで次のミッションのための訓練を受けています。

また、2019年11月5日に『星宙(ほしぞら)の飛行士』という書籍を出版します。宇宙から撮影した写真や撮影時のエピソード、宇宙への思いなどが詰まった一冊となっています。

参考

油井亀美也|Wikipedia

中谷真一さん(政治家)

1976年9月30日生まれ。2000年に防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊第一空挺団に配属。その後、参議院議員佐藤正久さんの秘書になりました。

その後、2012年に衆議院総選挙で初当選し、2014年、2017年と3期連続で当選しています。

高校時代からラグビーを始め、2019年現在では国会ラグビークラブ事務局長やラグビーワールドカップ2019日本大会成功議員連盟事務局長を務めています。

私は日本、故郷山梨の持つ大きな力を信じています

四季が織りなす豊かで美しい自然を有し、勤勉を美徳とし、自立への誇りと温かく包み込む家族、地域社会の絆をもった国民。それは我が国の歴史、伝統、文化が育んできた強みです。自信を持ち、守るべきを守り、改革を恐れず、強みを最大限引き出す社会を築くことが発展への道です。「経済再生」「地方創生」「持続可能な社会保障制度の実現」など課題はありますが、必ず解決できるという信念のもと皆様とともに全力で前へ進んで参ります。

(引用元:政策提言|中谷真一

2019年9月に安倍第2次改造内閣で外務政務官に就任しています。

参考
プロフィール|中谷真一

宇都隆史さん(政治家)

1974年11月12日生まれ。1998年に防衛大学校理工学部を卒業し、航空自衛隊に入隊しました。その後、2007年に退官し2010年に参議院議員通常選挙で初当選しました。2016年に再選しています。

私は日本に生まれたすべての国民が「生まれ変わるなら、また日本がいい」そう思える国造りに全力を尽くします。

(引用元:私の政治理念|宇都隆史

また、政治に興味がある人やこれから初めて選挙に行く人に向けての本も出版しています。

参考
プロフィール|宇都隆史

佐藤正久さん(政治家)

1960年10月23日生まれ。1983年に防衛大学校を卒業後、第4普通科連隊に所属しました。その後、米陸軍指揮幕僚大学を卒業し、イラク先遣隊長などを務めました。2007年には参議院議員に初当選。2012年に防衛大臣政務官に就任しました。

参考
佐藤正久|Wikipedia

村井嘉浩さん(政治家)

1960年8月20日生まれ。1984年に防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に入りました。その後、1995年に宮城県議会議員に当選し、宮城県議会保健福祉員会副委員長も務めました。2005年から宮城県知事に当選し、2017年まで4期連続で当選しています。県知事として、県民からの信頼はかなり厚いことが分かります。

参考
プロフィール|村井嘉浩

小室寿明さん(政治家)

1960年9月18日生まれ。高校を卒業し、防衛大学校に入学するも中退し、島根県職員に採用されました。1991年に島根県議会議員選挙に出馬し初当選。2016年には行政書士やファイナンシャルプランナーの資格を取り、2019年では岩手県任期付職員として赴任しています。

参考
小室寿明|Wikipedia

武田圭史さん(慶応義塾大学教授)

1970年生まれ。1992年に防衛大学校理工学部電気工学科を卒業し防衛庁航空自衛隊で新レーダーシステムの運用やシステム開発や企画に携わっていました。1998年に慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了し、現在では慶応義塾大学環境情報学部の教授をしています。

武田さんの研究室ではドローン開発やサイバーセキュリティ、WEB応用、仮想空間応用などの研究をしています。

参考
慶応義塾大学SFC武田圭史研究室

三淵啓自さん(デジタルハリウッド大学教授)

1983年に防衛大学校に入学して後に中退し、1988年にアメリカのサンフランシスコ大学コンピュータサイエンス学科を卒業、1991年にスタンフォード大学に入学し博士号を取得しました。

2004年にデジタルハリウッド大学大学院専任教授に就任し、教授をしながら会社を設立したり、研究顧問に就任したりと幅広く活躍しています。

参考
三淵啓自|Wikipedia

濱口和久さん(領土問題アナリスト)

1968年10月14日生まれ。防衛大学校時代は弁論部に所属し、第9回土光杯全国日本学生弁論大会で最優秀賞を受賞しました。自衛隊に陸上自衛隊に入隊するも1994年に除隊となり、株式会社舛添政治経済研究所で舛添要一氏の秘書を務めました。

2019年現在では東京大学災害対策トレーニングセンターの講師をしながら拓殖大学大学院地方政治行政研究科特任教授や安全保障・領土問題アナリストとして活躍しています。

参考
プロフィール|濱口和久

折口雅博さん(実業家)

1984年に防衛大学校を卒業するも任官を拒否し、日商岩井に入社。その後、バブル期にジュリア東京やヴェルファーレを創業した実業家です。現在ではブロードキャピタル・パートナーズ株式会社のCEOとして活躍しています。

参考
折口雅博|Wikipedia