経理職の志望動機に生かせる!未経験者必見、経理の魅力・きびしさ! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

経理職は、会社の経営を数字で見ることができ、専門性が高く、いろいろな会社・いろいろな部署の方と交流できる魅力的な仕事です。今回の記事では、そんな経理職の魅力だけでなく、きびしさもご紹介します。さらに、経理職の役割や基本業務、会社が求めるスキルについても解説していますので、ぜひ志望動機を考えるときのヒントになさってください!

志望動機に生かせる!経理職の魅力

経理職の魅力はいくつもありますが、ここでは4つの魅力をご紹介します。ぜひ、経理職の仕事理解の参考になさってください。

会社の経営に近いところで働ける

経理の業務には、毎日の出納管理以外に、中間決算書作成や決算書作成があります。決算書は、会社の経営状況を数字で表しているものです。つまり、経理担当者は、会社の経営状況を「数字」という非常に客観的なものを通して確認することができます。そのため、とても会社の経営に近いところで働いている実感を持つことができます。

経理業務以外に、財務業務を兼任している方であれば、会社全体のお金の流れを知ることができます。経理や財務の知識やスキルは、経営者には必須だといわれることからも経理職の仕事は経営に直結していることが分かります。

専門性が高く求人が多い

一般事務職や営業職などに比べると、経理職は専門性が高いです。もちろん、どの職種も探究していけば専門性は高まります。しかし、その中でも経理職は「お金の管理・記録」に特化した仕事であり、日商簿記検定の資格や実務経験などが求められることが多いです。それは、経理は会社の原動力となる「お金」を扱っている重要な役割を担っているからです。

また、どんな業界でも経理職は必要です。飲食業界でもファッション業界でもIT業界でもお金が発生している以上、給与を支払ったり、税金を納めたりする必要があります。世界中にある会社の数だけ、経理の仕事はあるといえるでしょう。

働き方が多様

経理は、毎日会社に行かなければいけないと考えがちです。ただ、求人によっては多様な働き方があります。経理業務を最適化するために、週数回勤務や午前中のみといった短時間勤務を実践している会社もあります。

また、ある程度のスキルがあれば、グローバル企業で英語の文章を扱って経理の仕事をすることもできますし、税務のスペシャリストである税理士法人の経理を担当することも可能です。

会社のさまざまな部署の人と交流できる

経理の仕事は、数字とひたすら向き合っている印象があるかもしれません。しかし、実際に働いてみると、経理職ほど多くの部署の人と交流する職種はないかもしれません。なぜならば、経理は給与支払いに関わり、出張の交通費などの経費にも関わり、会社の財務や経営状況にも関わります。つまり、経理が会社内で関わっていない人はいないのです。そのため、経理は会社のさまざまな部署の人と交流することができます。

また、会社内以外でも売掛取引をしたり、税務申告をしたり、銀行振込に行ったりと、さまざまな人と交流する場面が多々あります。仕事を通して多くの人と交流できるのも経理の魅力の1つです。

志望動機に生かせる!経理職のきびしさ

会社のホームページや求人広告ではなかなか知ることができない、「きびしさ」についてご紹介します。ただ、「きびしい」と感じるかどうかは考え方次第なので、人によってはプラスに感じる場合もあるでしょう。

コツコツ地道な作業を重ねる必要性

経理の基本業務は、経費の精算や月次・年次の決算業務、出入金の管理と記録など、地道な作業が多いです。地道に積み重ねることが苦手な人は、経理の仕事がきついと感じるかもしれません。

逆に、コツコツと自分のタスクをこなしていくことに楽しさや達成感を感じることができるなら、経理の仕事はぴったりといえるでしょう。

ミスが許されない緊張感

どの職種でもミスは歓迎できないものですが、経理は「お金」というはっきり数字で表すものを扱っているので、ミスをしたらすぐに分かります。また、ミスをすることで経営状態を左右するような事態に発展することもあります。

例えば、決算書の数字を誤ってしまったら、粉飾決算として会社全体の信用を失う原因になります。納税や給与支払いに関しても同じです。税務署や社員からの信用を失ってしまったら、会社そのものの経営が成り立たなくなります。だからこそ、経理は毎日の仕事にあぐらをかくことなく、緊張感を持つ必要があります。

役職や立場に関係なく言うべきことは言う

経理は、ただお金の管理と記録をしているだけではありません。適切にお金を管理するために、決められたルールを守っていない社員にきびしいことを伝えなければいけないこともあります。

例えば、営業で使った経費を期限内に申告してこない社員がいるとします。この社員は、自分よりも役職も年齢も上です。ただ、経理の仕事をしている以上は、きちんと伝えるべきことは伝えます。人にどう思われるかを気にし過ぎてしまう人は、これがとてもハードルの高いことに感じるかもしれません。

経理職の役割

「経理」とは、「経営管理」の略語です。経理の役割と聞かれてイメージしやすいのは「お金の管理と記録」です。しかし、「経営管理」という本来の意味を考えると、経理職の役割はもっと幅広いものになります。

経理職が作成する決算書を基に財務職は資金調達を行い、また、経営のトップは経営の方向性を考えます。これらのことから、経理職の役割はお金の管理と記録を通して、会社の経営を助けることではないでしょうか。