レポートで改行するか迷ったら?読み手の読みやすさを意識すること!

文章を書いていると、いろいろな悩みが出てきます。その一つが「改行」でしょう。パソコンでレポートを作ることが当たり前になっている現在では、手書きとは異なり、「文字が下手で読みづらい」と言われることはありません。ただ、文章のまとまりが分かりづらく、読みづらくなることはあり得るでしょう。適切な「改行」をすれば、レポートはグッと読みやすくなります。今回の記事では、改行する意味や改行するときに気を付けることを解説していきます。「読みやすいレポートだ」と評価してもらえるよう、ヒントにしてください。

改行する意味

そもそも、改行は必要なのでしょうか? この問いかけに小学生が分かるように説明できない場合は、続きを読んでみてください。改行は「視覚的な読みやすさ」と「意味的な読みやすさ」を実現するためにするものです。

視覚的に読みやすくするため

レポートを読む人の視点に立つと、文章がまとまっていた方が読みやすいと感じるのは自然なことです。極端な例ですが、400ページある一冊の本が、改行なしで文字がひたすら続いていたら、読む気になるでしょうか? 多くの人は、読む前から嫌になってしまうはずです。つまり、改行はレポートを読みやすく表現する方法なのです。

逆に、改行が多すぎると、余白が目立ってしまい、文章の内容とは関係なく稚拙な印象を与えてしまうでしょう。子供向けの本に余白部分が多いはいいでしょうが、レポートで余白が多すぎるのは考えものです。

意味的に読みやすくするため

レポートを読み進めているときに、改行で意味が区切られていれば、読み手はスムーズに内容を理解することができます。

例えば、「私は毎朝6時に起きている。なぜならば、6時に起きることで朝自由な時間を持つことができ、学習や運動に自由な時間を当てることができるからである」という2つの文章に改行は必要ありません。「事実」に対して、「なぜならば~」と「理由」を述べており、意味はつながっています。これを改行すると読みづらくなります。

一方で、「次に」「では」「さて」など、話題を変える接続詞が文頭に来る場合は、改行する必要があるでしょう。このように、意味のつながりを意識するときには、接続詞に注目すると改行するべきかを判断することができます。

改行するタイミング

改行するかどうかは、接続詞に注意するといいと述べました。ここでは、具体的な改行のタイミングの例をご紹介します。レポートにおける改行のタイミングは、大きく分けて4つあります。

1つ目は、主張が変わるときです。レポートは、自分の主張を分かりやすく短時間で伝えることが目的です。そのため、主張こそ変えないものの、自分の意見に対する批判的な意見があると触れることはあります。読み手を納得させるレポートは、必ずと言っていいほど批判的な意見や反対意見に言及して論じています。接続詞で考えると「一方で」や「逆に」「反面」などが挙げられるでしょう。

2つ目は、文章を強調したいときです。自分が強調したい文章を書くときは、あえて改行することがあります。強調したい文章の前後を1行空けることで、文章が浮き出て見えます。レポートの場合は、引用した文章や他人の意見、客観的なデータなどを書くときに改行することがあります。

3つ目は、句点の区切りとしての考え方です。非常に基本的なことですが、句点(。)のないところで改行はしません。当たり前のことのようですが、意外としてしまう人が多いようです。下記の例をご覧ください。

厚生労働省の調査によると、

(文章の引用)

となっています。

引用部分で改行していますが、一度句点を入れなければいけません。文章を引用する際は、「。」で一度、文章を区切っているか確認しましょう。

文章のまとまりに分けて改行するのも一つの手段です。文章の中にある「意味」のまとまりを意識し、改行すると読み手にとって分かりやくなります。また、意味がはっきりしていない文章は改行するのは難しいものです。意味のまとまりを考える際には、一つの文に明確な意味があるか意識しましょう。