ハーバード大学の偏差値は?東大と様々なランキングの比較も紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

ハーバード大学は、アメリカ合衆国で最も古い大学の1つで、世界大学ランキングでは毎年上位に名を連ねます。世界中から留学生が集まり、多くのノーベル賞受賞者やピューリッツァー賞受賞者、大統領を含めた国のリーダーを輩出しています。

今回の記事では、偏差値では測れないハーバード大学の評価を、3つの世界大学ランキングをもとに解説していきます。また、選考方法と求められている学生像もご紹介しますので、進学の際の参考にしてください。

ハーバード大学の偏差値(世界ランキング)

日本では、大学をランク付けするときによく使う偏差値ですが、世界の有名大学は偏差値だけで測ることはできません。そこで、偏差値の代わりに3つの世界大学ランキングの評価をご紹介していきます。参考として、日本で一番ランキングの高い大学(すべて東京大学)もご紹介していますので、比較する基準にしてください。

QS

QSは、イギリスの大学評価機関のクアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds)が毎年9月に発表しているランキングです。アメリカと日本の大学を高く評価する傾向があります。評価の指標は下記のとおりです。

項目 配分
各国学者のピア・レビュー 40%
雇用者の評価 10%
学生1人当たりの教員比率 20%
教員1人当たりの論文引用数 20%
外国人教員比率 5%
留学生比率 5%

下の表を見ると、ハーバード大学の順位は、2015年を除くと常にトップ3にランクインしていることが分かります。すべての評価項目で高い評価を得ています。

ハーバード大学の順位 東京大学の順位
2012年 3位 30位
2014年 2位 32位
2015年 4位 31位
2016年 2位 39位
2017年 3位 34位
2018年 3位 28位
2019年 3位 23位
2020年 3位 22位

参考
QS World University Rankings 2020 – Top 10|QS TOP UNIVERSITIES
世界大学ランキング|Wikipedia

THE世界大学ランキング

THEはイギリスの高等教育専門週刊誌のタイムズ・ハイアー・エデュケーションが毎年秋に発表しているランキングです。公表を始めた2004年から2009年まではQS社と合同でランキングを作成していましたが、2010年からは別々になっています。

QS社がアメリカと日本の大学を高く評価しているのに対して、THEはヨーロッパの大学を高く評価する傾向があります。また、研究者による評価を重視している点が特徴です。評価指標は下記のとおりです。

項目 詳細(内訳) 配分
教育 研究者による評価(15%) 30%
教員当たりの学部学生数(4.5%)
学士授与数当たりの博士授与数比率(2.25%)
教員当たりの博士授与数(6%)
教員当たりの収入(2.25%)
論文引用数 32.5%
研究 研究者のよる評価(19.5%) 30%
教員当たりの研究収入(5.25%)
教員当たりの論文数(4.5%)
研究収入中の公的資金の割合(0.75%)
国際 外国人教員比率(3%) 5%
外国人学生比率(2%)
産学連携 教員当たりの産学連携収入 2.5%

下の表を見ると、ハーバード大学のランキングは、常に6位以内に入っています。2016年以降は6位が続いていますが、それでも非常に高い評価を得ていることが分かります。

ハーバード大学の順位 東京大学の順位
2012年 2位 30位
2013年 4位 27位
2014年 2位 23位
2015年 2位 23位
2016年 6位 43位
2017年 6位 39位
2018年 6位 46位
2019年 6位 42位
2020年 7位 36位

参考
World University Rankings 2020|THE
世界大学ランキング|Wikipedia