データサイエンティストの仕事と将来性を知りたい!年収はいくら? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

テレビなどのメディアでデータサイエンティストという職業を耳にしたことはあるでしょうか。耳慣れない響きだと思われる方もいるかもしれません。データサイエンティストとは、情報化が著しい現在では欠かせない職業であり、注目されている職業です。今回はデータサイエンティストについて紹介し、子供がデータサイエンティストになりたい、という夢を持ったときに親がどうサポートしていけばいいのかを具体的に解説していきます。

データサイエンティストになるには?

データサイエンティストとは簡単に言うと、世界中にあふれているさまざまなデータを収集し、分析する仕事です。日本は海外に比べて、データサイエンティストの人員が不足していると言われており、需要が高まることが予想されています。

データサイエンティストになるために必ず取得しなければならない資格はありませんが、仕事の特性上、有利な資格、有利な学部は存在しています。2013年には、産学連携で日本でも「データサイエンティスト協会」が発足されています。また、学問としても注目されておりデータサイエンス学部が2017年、初めて滋賀大学に設立されました。しかし、中国では200校以上、アメリカでも約100校にデータサイエンス学部が設立されており、日本はこの分野では遅れをとっていると言われています。

参考
設立の背景と目的 | 一般社団法人 データサイエンティスト協会
滋賀大学 データサイエンス学部 / 研究科 – 滋賀大学 データサイエンス学部では、データサイエンティスト、すなわちビッグデータを処理・分析し、そこから新たな価値を生みだすことのできる人材を育成することを目的としています。 | 一般社団法人 データサイエンティスト協会

データサイエンティストの仕事内容

データサイエンティストはどのような仕事をしているのでしょうか。

要件定義

顧客が抱えている問題点や課題をデータ収集し、明確に把握する事が最初の仕事です。データを集めるだけではなく、顧客のニーズを把握していくたに、ヒアリングも同時に行っていきます。

データ収集、分析

課題や問題点を正確に把握してから、それらを解決するために必要なデータを収集していきます。その際に収集したデータの不必要な部分を削除したり、より分かりやすくするために加工する事もあります。分析する際には、ExcelやAccessなどのソフトも使用します。

問題の改善点の提案

分析したデータを統計処理し、顧客が抱えている問題点に改善策を提案します。これらの作業を行うには、統計学やプログラミングの専門的な知識が必要です。

データサイエンティストになるために得意になっておきたい教科

統計解析能力には数学が必要

データサイエンティストには統計解析の知識が必須です。統計解析に使用する統計学は数学の分野になります。小学校の算数や、中学校での数学の基礎をしっかり学んでおいた方がいいでしょう。

統計解析に使用するツールを使いこなすには、情報が必要

ここでの「情報」とはいわゆる「パソコン」の授業をさします。ExcelやAccessのほか、更にプログラミングの知識も必要になってきます。この分野は既に小学校教育に取り入れられているものです。