めざせMIT?!東京「理科」大学に経営学部がある理由。 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

こんにちは。けいです!私は現在東京理科大学の経営学部に所属しています。東京理科大の経営学部に通っていると「なんで理科大なのに経営学部があるの?」といったように驚かれることがよくあります。この記事では、なぜ「理科」大に経営学部があるのか、また、理科大の経営学部にはどのような魅力があるのかについてご紹介していきます。

東京理科大学経営学部の特徴

東京理科大学は1946年に設立された大学であり、前身は東京物理学校という物理を学ぶ学校でした。東京理科大学には現在理学部の他に、工学部、理工学部、基礎工学部、薬学部、経営学部が存在します。経営学部は神楽坂キャンパスにあり、経営学科とビジネスエコノミクス学科の2つの学科があります。

なぜ理科大に経営学部があるのか?

現在、東京理科大学にある学部のうち経営学部が唯一の文系学部となっています。一見数学や理科とは関係なさそうな経営学部がなぜ理系大学の東京理科大学にあるのでしょうか?

その理由として、経営を学ぶには数学的素養が必要になるということがあげられます。そもそも文系理系といった区切り方をすること自体が日本特有のようで、海外ではあまり文系理系といった分け方はしないようです。例えば、アメリカのトップクラスの大学にマサチューセッツ工科大学(MIT)には経営学部が存在します。東京理科大は日本版MITを目指すとしてMITを参考としています。

理科大の経営学部は「経営を科学する」というコンセプトを掲げていますが、経営を学ぶ際には、文系理系の枠組みを超えた様々な新しい視点から経営を学ぶことが必要になります。そのため、数学の素養は重要となってくるため、理学や工学の分野に強みを持つ理系大学の東京理科大に経営学部が存在しているのだと言えるでしょう。

文系科目でも受験できる

受験をする際に一般的には文系か理系の選択をすると思います。現在、東京理科大の経営学部は文系でも理系でも受験することができます。経営学科に関しては、数学を利用しない英・国・社の私立文系の3科目で受験することができます。実際に、私は英国社の3科目で受験して入学しました。一方、ビジネスエコノミクス学科の場合は、数学が必須になりますが、数1A数2Bまででも受験することができ、文系の英数国の3科目で受験することができます。

教授も文系・理系出身に分かれる

私は経営学部の経営学科に所属しています。経営学科の授業としては、経営戦略論や経営組織論など通常の経営学部に加えて、線形代数、統計学、微分積分などの数学の授業や、プログラミングの授業、多変量解析などデータ分析の授業など理系要素の強い授業も多く存在しています。そのため、理系分野に詳しい教授が多く存在し、文系にとどまらない幅広い分野について学べることは東京理科大学経営学部の魅力であるといえます。