英語「で」学ぶ”国際教養学部”って?日本出身の卒業生から見た早稲田大学SILS - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

こんにちは!みっちゃんです!
「国際教養学部って結局何するの?」「英語喋れなくてもついていけるのかな?」
と思っているあなたに、大学に入るまで普通の日本の学校に通っていた私がどんな学部かについてお話ししようと思います。

国際教養学部とは?

Liberal Studiesの学部

国際教養学部は、「School of International Liberal Studies」という英語名で呼ばれ、SILSと自称しています。(他学部生は国教と呼んでいて、SILSというとお里が知れるシステムです……)

アメリカのリベラルアーツカレッジを意識したこの学部は、要は何でも学べる学部です。
早稲田大学の”国教”の場合は、生物学から哲学、芸術まで、7つのクラスターから、科目を選ぶことになっています。
学部概要・特色 – 早稲田大学 国際教養学部

少人数制のリベラルアーツカレッジに近づけるため、比較的他学部に比べると少人数の授業が多く、プレゼンや課題が多い印象です。

英語「で」勉強する

もうひとつの特徴は、英語「を」学ぶのではなく、英語「で」勉強する環境だということです。授業の多くは英語で行われ、課題も英語で提出することになります。
必修の交換留学も1年間あり、国際色豊かです。

ただ、日本人の先生の中には、「喋れるなら、一応やってみて」と大学から言われたのではなかろうか…という英語レベルの先生もいらっしゃいます。先生の日本語の講義が聞きたかったということも。
一方で、ネイティブの先生と留学生がバチバチに議論し合うような授業もあり、入学当初はその人たちが言い合う冗談にすら、置いてけぼりでした。周りの笑い声の中、泣きそうな私…。
なぜなら、私が「純ジャパ」だったからです。

「純ジャパ」って?

純ジャパとは?…
海外にルーツがなく、高校まで日本で生まれ育ち、日本の学校システムで育ったと自認する人々。海外旅行程度の海外経験しかないため、帰国子女や外国人学生に対して、劣等感を抱えている。

学部の特性上、留学生、帰国子女、あるいは高校までの短期留学やら天才的な語学力で流暢になっている同級生たちが多く在籍しています。
その子たちが積極的に発言するのを尻目に、「純ジャパ」は「早稲田入りたかっただけなんだよ…」という人から、「何としても英語力をあげてやる!」というガッツのある人まで様々です。
「純粋ジャパニーズの割に頑張ってるじゃん、自分」という卑下する気持ちとプライドが混ざっているレッテルが「純ジャパ」なのです。