英語教育に潜む問題~英語教育を学ぶ大学生からみた現実~ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

こんにちは!大学生ライターの椎茸です。最近はだいぶ日差しが強くなってきたので、テニスの練習だけでなく普段から日焼け止めが手放せません…今年も焼かないように頑張ります!!笑
さて、私は今年から英語教育をメインに扱うゼミに入りました。ゼミが始まってから日も浅くまだまだ勉強不足なこともたくさんありますが、今回はそんな私が大学生活を通して感じた「英語教育の問題」についてまとめました。

大学生が得意なこと

英語の授業を通して、大学生は文法問題やリーディングが得意である一方、スピーキングやリスニングは苦手な人が多いことに気が付きました。英語科の教職の授業で話し合ったときに、高校までの授業はとにかく教科書に書いてある文法をひたすら学んで毎日単語テストを行っていたという人が何人もいました。大学受験の試験問題には文法や語彙の問題がたくさん出るので、こういった授業形式は受験に役立ちます。結果、大学生の多くは、文法やリーディングには自信があるにも関わらず、試験対策以外の英語に対しては苦手意識が強いのです。

私が考える、英語を学ぶ目的

私はどんな教科であっても、学んだことを何かに活かすことが大事だと思います。数学だったら買い物の時の計算や統計などの読み取り方、国語だったら敬語の使い方や実際に文章を読み解く力などです。英語の場合は、実際に英語をツールとして人と話す・コミュニケーションを図ることがゴールになります。
現在、英語コミュニケーション講座という授業で学生リーダーをやっているのですが、そこで受講生の様子を見ていて気づいたことがひとつあります。それは、文法や語彙の知識が豊富な生徒より、あまり知識は多くはないけれどとにかく話す意欲がある子の方が相手に自分の考えが伝わりやすいことがあるということです。考えてみると、私たちが母国語である日本語を話す時 必ずしも完璧な日本語を使っているわけではないし、何となくであっても伝わればそれでいいことが多いですよね。(もちろん正式な場など、きちんと話さなければいけない場面はありますが)