大正大学の著名な卒業生・出身者は?在学中の就職支援や進路も紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

大正大学は、東京都豊島区に本部を置く私立大学です。大学設立から90年を超える歴史の中で多くの卒業生を輩出してきました。今回は、そんな大正大学の著名な卒業生・出身者をご紹介します。記事の後半では、在学中のキャリア支援や進学・就職状況についてもご紹介するので、参考にしてください。

大正大学の著名な卒業生・出身者

それでは、大正大学の著名な卒業生・出身者をご紹介していきます。ここでは、6人をピックアップしました。

吹石一恵(俳優)

吹石一恵(ふきいし かづえ)は、1982年生まれの俳優。父親は元プロ野球選手で近鉄バファローズ で活躍した吹石徳一。関西でCMモデルなどの活動を始め、1997年「ときめきメモリアル」の藤崎詩織役で俳優としてデビューしました。2001年、三原光尋監督の「あしたはきっと…」で映画初主演を果たします。2011年、三谷幸喜作・演出の「ろくでなし啄木」で初舞台を踏みました。

現在までに、テレビドラマや映画、CM、舞台、ドキュメンタリー番組のナレーションなど、幅広い分野で活躍しています。2015年、シンガーソングライターで俳優の福山雅治との結婚でも話題になりました。

浅利陽介(俳優)

浅利陽介(あさり ようすけ)は、1987年生まれ、東京都出身の俳優。1991年、4歳のときのCM出演でデビュー。子役としてNHK大河ドラマ「秀吉(1996年)」「元禄繚乱(1999年)」などに出演し、2001年、人気ドラマシリーズ「キッズ・ウォー3」の不良少年役で注目を集めます。2008年スタートのテレビドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」シリーズではメインキャストの藤川一男役を務めています。2011年のテレビドラマ「ひとりじゃない」でドラマ初主演。

2005年のテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」への出演をきっかけに落語に興味を持ち、2017年、30歳になるのを機に落語家の春風亭正太郎から落語を教わることをオフィシャルブログで報告しています。2011年に大正大学文学部人文学科を卒業。2015年、大正大学時代の同級生と結婚しました。

深田晃司(映画監督)

深田晃司(ふかだ こうじ)は、1980年生まれ、東京都小金井市出身の映画監督。大正大学在学中の1999年、映画美学校のフィクション・コースに入学。映画作りについて学びます。映画美学校では、自主制作作品として長編・短編映画を3本製作しました。2005年に劇作家の平田オリザ主宰の劇団「青年団」に入団。2015年には、平田オリザによる世界初のアンドロイド演劇「さようなら」を映画化し、東京国際映画祭のコンペティション部門に選出。2016年の監督作「淵に立つ」は第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、審査員賞を受賞します。2018年には、フランス文化省から芸術文化勲章のシュバリエ(騎士)を授与されました。

監督業以外に、自ら手掛けた映画「淵に立つ」「海を駆ける」などの小説版を発表するなど、執筆活動も行っています。

伊藤悠(漫画家)

伊藤悠(いとう ゆう)は、1977年東京都生まれの漫画家。1999年、ウルトラジャンプ誌上に掲載された「影猫」で漫画家デビュー。2004年、佐藤大輔原作の「皇国の守護者」の連載を開始し、人気を博します(2007年、連載終了)。2012年、現代の高校生が13世紀のモンゴルに転生する作品「シュトヘル」で第16回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。2018年からはウルトラジャンプ誌上で「オオカミライズ」を連載しています。

藤石波矢(小説家)

藤石波矢(ふじいし なみや)は、1988年生まれ栃木県出身の小説家。2010年に大正大学文学部表現文化学科創作・表現コース(現在の表現学部表現文化学科クリエイティブライティングコース)を卒業。脚本の新人賞などへの応募を重ね、2014年に第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞して小説家デビュー。2015年に出版された「昨日の君は、僕だけの君だった」が2016年に舞台化されます。2016年出版の「今からあなたを脅迫します」は、翌2017年、ディーン・フジオカと武井咲のダブル主演でドラマ化され、話題になりました。

寺内大吉(作家)

寺内大吉(てらうち だいきち)は、1921年生まれ(2008年没)の作家・スポーツライター・僧侶。寺内は、東京府荏原郡世田谷村(現在の世田谷区)にある浄土宗のお寺、大吉寺に生まれました。1945年に大正大学宗教学部を卒業。大学在学中から文学を学ぶとともに、生家である大吉寺の住職を継ぎます。1955年「逢春門」でサンデー毎日大衆文芸賞を受賞。翌年には「黒い旅路」でオール讀物新人賞を受賞します。1960年「はぐれ念仏」で直木賞を受賞。1983年には、長編小説「念仏ひじり三国志」で毎日出版文化賞を受賞するなど、数々の文学賞を受賞しています。

小説以外に、野球、ボクシング、競輪などのスポーツ評論の世界でも活動しました。なかでも競輪との縁は深く、作品やエッセイの執筆のみならず、競輪選手のニックネームの名付け親になるなど競技の普及に貢献しました。生前の寺内の功績をたたえ、2008年からは「寺内大吉記念杯」が開催されています。