国立音楽大学出身の著名な卒業生10人の職業や経歴をご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

国立音楽大学は、数多くの有名人を輩出しています。

自由、自主、自律の精神を以て良識ある音楽家、教育家を育成し、日本及び世界の文化の発展に寄与する

(引用元:本学の基本的理念|国立音楽大学

このような教育理念を持っていることが、著名人を生み出すことにつながっているのでしょう。この記事では、国立音楽大学を卒業した、もしくは中退した経歴を持ち、その後メディアなどで活躍し、私たちに影響を与えている多くの卒業生の経歴をご紹介します。

作曲家・編曲家・声楽家・演奏家として活躍している有名人

ここからは、国立音楽大学出身の数多いる方たちの中から、まず作曲家・声楽家・演奏家として活躍している「音楽を極める道」に真摯に向き合い、活動している方たちをご紹介します。

神津善行さん(作曲家)

神津善行さんは国立音楽大学器楽科卒業。作曲家。現在他に、早稲田大学理工学部特別研究員。東京交響楽団理事、日本民謡協会理事などを兼任しています。妻は女優の中村メイコさん。作曲した代表作には「ニッポン無責任時代」「JNNニュースコープ初代主題歌」「NET『日曜洋画劇場』テーマ」(1960年代から1984年まで)があります。

久石譲(作曲家)

久石譲さんは国立音楽大学作曲科を卒業した編曲家、指揮者、ピアニスト。映画音楽を中心に手掛け、特に宮崎駿監督の作品の音楽が有名でしょう。『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで29年間すべての長編アニメーション映画の音楽を担当しました。また北野武監督の作品の音楽を手がけることも多く、「あの夏、いちばん静かな海。」から「Dolls」までの7作品の音楽を担当したということです。
映画のヒットも相まって、久石さんの作曲した作品は、広く一般に親しまれています。

秋川雅史さん(声楽家)

声楽家でテノール歌手の秋川雅史さんは国立音楽大学大学院を修了しています。大学院終了後、イタリアのパルマにて修行を積み、帰国後、ベートーヴェン作曲の交響曲第9番(合唱付き)のソロなど、数々のコンサートに出演。1998年にカンツォーネコンクール第1位になりました。
また、日本クラシック音楽コンクール声楽部門では最高位を受賞。2006年12月31日、カバー曲「千の風になって」でNHK紅白歌合戦に初出場を果たします。翌年、オリコンチャートでは1位を獲得し、「ベストヒット歌謡祭2007」では「40周年記念特別賞」を受賞。以降、有名な歌手として活躍しています。

友竹正則さん(声楽家)

バリトン歌手で詩人の友竹正則さんは国立音楽大学声楽科を卒業しています。
1955年「カルメン」のモラレス役でオペラデビューし、1960年、キングレコード専属となります。その後は、テレビやラジオなど幅広いメディアで活躍。童謡・オペラ・ミュージカルなどでもその美声を披露しました。

代表的なものでは「ザ・ベストテン」(TBS)、「くいしん坊!万才」(フジテレビ)などのテレビ番組にも出演しています。

山下洋輔さん(演奏家)

演奏家の山下洋輔さんは国立音楽大学作曲科卒業。ジャズピアニスト、作曲家、エッセイスト、作家として、幅広く活動中です。かつて映画音楽として、「ジャズ大名」「ファザーファッカー」「カンゾー先生」などを手がけています。山下さんは音楽の分野だけでなく、文筆活動にも、精力的に活動していることが特徴的です。
さらに落語好きでも知られ、春風亭小朝さんや柳家小三治さんらとコラボレーションした経験もあります。