大阪芸術大学の著名な卒業生8人の職業や経歴を紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

大阪芸術大学は、14の学科を持つ西日本最大の総合芸術大学です。そんな大阪芸術大学出身者の中には、役者やクリエーター、ミュージシャンなどのアーティストが数多く存在します。

今回の記事では、8人の著名な卒業生をピックアップして、卒業後の職業や経歴をご紹介します。

大阪芸術大学の著名な卒業生8人

役者の筧利夫さんや古田新太さん、映画監督でありアニメーターの庵野秀明さんら、個性豊かな大阪芸術大学の著名な卒業生をご紹介します。

筧利夫さん

テレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している筧利夫さんは、大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業しています。

筧利夫さんは、中学校の卒業式の時に俳優になると宣言しており、有言実行のために大阪芸術大学に進学。在学中から「劇団☆新感線」に参加し、俳優への道を歩んでいきます。大学4年生のときには、「第三舞台」のオーディションを受け、大学卒業後から第三舞台で経験を積みました。

その後、映画やテレビドラマでも活躍の幅を広げています。さらに、バラエティ番組にも出演するマルチタレントぶりを発揮。代表出演作は「龍馬伝」「踊る大捜査線」「Dr.コトー診療所」シリーズなどがあります。

古田新太さん

コミカルな役からシリアスな役まで、幅広い演技で見るものを楽しませてくれる古田新太さんは、大阪芸術大学の出身です。ただ、学費未払いのため卒業を前にして除籍処分となったようです。

大学在学中から「劇団☆新感線」に参加しており、看板役者として活躍。役者として舞台で活躍するかたわら、関西を中心にテレビやラジオでの人気が高まり、「オールナイトニッポン」のパーソナリティを務めて全国的な知名度を得ました。

代表的な出演作品に、「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「夢をかなえたゾウ」シリーズ、連続テレビ小説「あまちゃん」などがあります。現在は、舞台だけでなく、テレビ、映画、ラジオ、声優として幅広く活躍しています。

大塚愛さん

短期大学部の出身者も紹介しましょう。「さくらんぼ」などのヒット曲を生み出したミュージシャンの大塚愛さんは、大阪芸術大学短期大学部保育科を卒業しました。

2003年に「桃ノ花ビラ」でソロデビュー。セカンドシングル「さくらんぼ」が50万枚を超えるヒットを記録し、一気に人気歌手になります。その後も「SMILY」「プラネタリウム」でオリコンチャート1位を獲得しました。

2005年には「東京フレンズ」でテレビドラマ初主演、翌年には「東京フレンズ The Movie」で映画初主演。現在は、歌手として新曲発表やライブツアーに加えて、女優や絵本作家としても活躍しています。

庵野秀明さん

日本を代表するアニメーター、映画監督の一人である庵野秀明さんは、大阪芸術大学映像計画学科に入学。学生時代は自主制作アニメに熱中し授業に出席しなくなり、学費の滞納も重なって3年生の時に除籍処分になったといいます。

大学生活を終えた後は、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の制作に、原画スタッフとして参加。その後は、原画スタッフから監督業へ少しずつ軸足を移し、テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」で監督を務めます。そして、庵野秀明さんの代表作とも言える「エヴァンゲリオン」シリーズを手がけました。

2016年には「シン・ゴジラ」の総監督を務め、第40回アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。また、同作は日本アカデミー賞以外にも日本SF大賞や芸術選奨映画部門文部科学大臣賞など数多くの賞を受けています。