英検1級のライティングを対策するには?英作文のコツと勉強法を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

英検1級の問題のうち、大きなウエートを占めるのがライティング。英検1級のライティング問題で出題される内容や、英検1級の英作文で得点を取るためのライティングのコツ、英作文学習に活用できる便利なサイトや参考書をご紹介します。

英検1級のライティング問題について

英検1級のライティング問題の概要や難易度をご紹介します。

概要

英検1級のレベルは、大学上級程度です。

カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。

世界で活躍できる人材の英語力を証明します。

(引用元:各級の目安|日本英語検定協会

英検1級のライティング問題では、英作文が1題だけ出題されます。指定されたトピックの内容に沿って、英文を作ります。

英検1級の英作文のトピックには、時事や社会問題が選ばれる傾向があります。日常では使わないようなアカデミックな内容を問われるため、出題されるトピックに関する知識も必要となります。

問題の例

英検1級のライディング問題の出題例をご紹介します。

4.English Composition

  • Write an essay on the given TOPICS.
  • Give THREE reasons to support your answer.
  • Structure:introduction,main body,and conclusion
  • Suggested length:200 -240 words
  • Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.

Any writing outside the space will not be a graded.

TOPICS

Agree or disagree:Infectious disease will become a bigger problem in the coming decades.

(引用元:1級過去問・対策 2019年 第1回 問題冊子|日本英語検定協会

2019年第1回で出題されたのは「感染症は今後数十年で問題になっていくでしょう」というもの。この意見に同意するか、同意しないのかを英作文でまとめます。

問題には、書く英文に関する条件が5つ提示されています。

  • 提示されたトピックについて英作文を書くこと。
  • 英作文の中に答えを支持するような内容の3つ理由を入れ込むこと。
  • Introduction(導入)、main body(本文)、conclusion(結論)の構成で書くこと。
  • 推奨の文の長さが200から240ワード。
  • 解答用紙のB面の専用欄に記入すること。欄外の記入は採点されません。

基本的なことですが、提示された条件を満たすように英作文を作成することが大切です。解答用紙に手書きで書くことに慣れておくために、公式サイトの過去問の解答用紙をプリントして練習するのもいいでしょう。

採点で重視されるポイント

英検1級のライティング問題の配点は32点満点で、内容、構成、語彙、文法の4つの視点で評価されます。それぞれの項目は8点満点で採点されます。

内容では、トピックで提示されているテーマに沿った内容になっているのかを確かめます。内容を理解して正しく論述できているかどうかが基準になります。

構成では、英文の構成が適切で論理的に分かりやすく作成されているかがチェックされます。自分の意見と理由が分かりやすく明確に書かれているかが評価されます。

語彙に関しては、トピックに合う語彙を選定して使うことができているかを見ます。同じ語句を繰り返し使わずに言い換えた語彙を利用しているかがポイントになります。

文法は、正しく理解して使うことができているかを確かめます。同じ主語の文を避けて、さまざまな文型を使うことが大切です。

ていねいな文章を書き、得点を確実に取るようにしましょう。