研究者になるには?どんな人が向いているの? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

研究者になるには?どんな人が向いているの?

最近では、ノーベル賞の受賞者に日本人が増えたこともあり、職業としての研究者の人気が上がっています。研究対象が多岐に渡るため、研究者といってもその内容はそれぞれに違っています。どんなジャンルの研究があるのか、研究者になるにはどうしたら良いのかについて解説します。

研究者の働く場所

研究者の働く場所
研究者といっても、研究する対象によって働く場所は違ってきます。科学、工学、医学などジャンルも幅が広いので、一言で研究者が働く場所を語るのは難しいでしょう。例としては企業の研究所、国などの研究機関、大学や高等専門学校というのがあります。それぞれの研究者がどのような研究者をしてどこで働くのかを見ていきましょう。

企業の研究所

大企業に限られますが、企業の発展のために必要な研究をするために研究所を持っているところがあります。企業に属している研究者は、企業の研究所で働きます。

企業が管理する研究所では、企業内ベンチャー制度を導入するところも少なくありません。ある意味賭けのような部分があるのは否めませんが、成功すれば企業の業績につがなるのでメリットはあります。ほとんどの場合は、企業の職種に関連する研究を行います。テーマがある程度決まっているものの、アイデアなどは研究者が自由にできるのでいい結果に結びつくこともあります。

研究者もある程度は自由に研究ができるので、楽しく仕事ができるというメリットがあります。

国などの研究機関

博士号を取得している研究者は、国の研究機関で働くことができます。専門的な分野の研究ができますし、ある程度設備も整っているので研究者にとってのメリットも多くなります。研究者にもいろいろなタイプの人がいるので、ただ研究に没頭したい人には絶好の環境でしょう。

研究者としての地位が欲しい人は、博士号を持っていると研究助成金の公募資格があるので違う意味でもメリットになります。ただし国の研究機関の場合、ずっと長く安定した研究ができるという保証がありません。予算の関係上コスト削減などを余儀なくされる可能性はゼロではありません。

大学・高等専門学校

大学や高等専門学校でも、研究所や研究室を持っているところがあります。学校で研究をする場合は、研究室が一般的です。どんなジャンルの研究かはそれぞれに違いはありますが、実験や研究が学生にも役立つのがメリットです。

研究室は研究者の私室となることも多いですが、学生や教授なども集まるのでアットホーム的な場となることも少なくありません。