大学入学共通テストって何?センター試験との違いや注意点も解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

大学進学を検討している高校生であれば、志望校によってはセンター試験の受験が課せられている場合もあると思います。ところが、センター試験の実施は2019年度大学入試までで終わり、2020年度(2021年1月)からはセンター試験に代わって「大学入学共通テスト」が始まります。

この記事では大学入学共通テストとは何か、センター試験との違いやメリット、また受験の際に注意したいポイントを解説します!

大学入学共通テストって何?

2020年度から始まる「大学入学共通テスト」は、ニュースなどで名前を聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、一体どのようなテストなのでしょうか。

センター試験に代わる入学試験

大学入学共通テストは、簡単にいえば独立行政法人大学入試センターによって、センター試験に代わって行われる大学の共通入学試験のことです。詳細な実施科目や、どのような採点基準で評価されるのかは現在検討段階であり、決まり切っていない部分も多くあります。

どのような目的で実施されるのか

文部科学省が発表している大学入学共通テスト実施方針によると、大学入学共通テストを実施する目的を下記のとおり示しています。

共通テストは、大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とする。このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。

(引用元:大学入学共通テスト実施方針|文部科学省,P2)

詳しくは後の「大学入学共通テストとセンター試験の違い」でも言及しますが、大学入学共通テストは「思考力・判断力・表現力を中心に評価を行う」という点が実施のポイントとなってきます。

大学入学共通テストはいつから始まるのか

現在実施されているセンター試験は2019年度(2020年1月)の大学入試で終了します。そして大学入学共通テストは、2020年度(2021年1月)に第1回目が実施される予定です。

現在の高校3年生まではセンター試験を受験することになりますが、高校2年生以下で大学受験を希望する人は、大学入学共通テストを受験することとなります。