ことわざ検定の試験内容をご紹介!受験方法やおすすめ問題集も - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

ことわざ検定は、ことわざだけでなく、慣用句や四字熟語の知識などを問う検定試験です。よく使う内容から高度な専門家レベルまでが出題範囲となっていて、自身の習熟度によって受験する級を選択します。

検定の勉強を通して、日本語力が高まるメリットも見込まれ、入試やコミュニケーションでも役に立つこともあります。今回の記事では、ことわざ検定の概要や受験方法など、お役立ち情報を中心に紹介していきましょう。

ことわざ検定とは?

ことわざ検定(通称:こと検)とは、日本財団法人ことわざ能力検定協会が運営している検定試験です。日本で古くから使われている、ことわざ・慣用句・四字熟語の知識と技術の習熟度を測ることを目的としています。

ことわざ・慣用句・四字熟語を検定の勉強を通して正しく把握することで、教養を深めたり、入試や就職試験で高得点が取りやすくなるメリットもあります。

また、級が多いのがことわざ検定の最大の特徴。級の構成は以下の通りです。

レベル
1級 準1級 大学・一般程度(529項目)
2級 大学・一般程度(641項目)
準2級 高校卒業・大学・一般程度(641項目)
3級 準3級 高校在学程度(729項目)
4級 準4級 中学卒業程度(267項目)※一般的な高校入試レベル
5級 準5級 中学在学程度(257項目)
6級 準6級 小学校6年生修了程度(236項目)
7級 準7級 小学校5年生修了程度(230項目)
8級 準8級 小学校4年生修了程度(208項目)
9級 準9級 小学校3年生修了程度(272項目)
10級 準10級 小学校1・2年生修了程度(100項目)

受検案内|こと検 ことわざ検定 より筆者作成)

ことわざ検定は難しい?レベル・難易度について

ことわざ検定は、前述の通り、級の数が多いこともあり、自分が受験を予定している級がどのくらいの合格率かどうか詳しく知りたいという人もいることでしょう。 この章では、合格率を中心にピックアップします。

ことわざ検定の合格率

ことわざ検定の合格率は、以下の通りです。

合格率(目安)
1級・準1級 80%程度
2級~準8級 70%程度
9級~準10級 80%程度

受検案内|こと検 ことわざ検定 より筆者作成)

ことわざ検定で合格に必要な勉強時間の目安

ことわざ検定で合格に必要な勉強時間は、公式ホームページや関連サイトには特に記載はありません。難易度の高い級であれば、コンスタントに勉強時間を設けるなどをして、時間を有効活用しながら試験勉強しておきましょう。

ことわざ検定を取得するメリット

ことわざ検定を取得すると、日常生活に何らかの良い変化をもたらすという声もあります。実際にことわざ検定を取得するメリットは、抜粋すると以下の通りです。

世代を超えたコミュニケーションが円滑になる

ことわざ・慣用句・四字熟語の知識を深めておくと、世代を超えたコミュニケーションがしやすくなります。それを通して良い関係性も生まれるかもしれません。

ことわざ本来の意味を知ることで心が豊かになる

ことわざ検定の勉強をしていると、これまで教訓や戒めだと思っていたことわざが、勉強してみるとポシティブだったということもあるそう。その積み重ねによって、心が豊かになるでしょう。

例えば、「情けは人のためならず」は、 人に情けをかけておけば、巡り巡って結局は自分のためになるという意味合いで使われています。

ことわざ検定の口コミ・評判

ことわざ検定を取得した人たちの口コミによると、大学受験に有利に働いた、学校のテストや模試の点数がアップしたなど、ポジティブな声が挙がっています。ほかにも外国人受験者からは、検定の勉強をすることで日本語の表現力と奥深さの魅力に取りつかれたなどの口コミもありました。

参考

受検者の声|こと検 ことわざ検定