こころ検定とはどんな検定?試験問題や申し込み方法をご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

最近はメンタルに関するさまざまな問題がニュースになっています。人は誰もが悩みやストレスを抱えて生きていますが、なかにはその問題に対処できず、病気を発症してしまう人も少なくありません。そんな世の中に登場したのが、こころ検定です。まだ認知度の低いこころ検定ですが、こころに不安を抱える人をより良い環境へ導くためのノウハウを学べる、実用的な検定の1つです。

この記事ではこころ検定に関する情報をご紹介します。これから検定を受けてみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

こころ検定って何?

こころ検定という検定があることをご存じですか? こころ検定とはどのような検定なのか、その概要をまとめました。

注目のこころ検定は心理学の検定!

こころ検定は、日本学術会議協力学術研究団体メンタルケア学術学会の主催する検定試験です。平成30年8月より文部科学省後援検定試験となり、心理学を用いて自らの心、また相談者の心の相談に段階的にアプローチしていくことを目指した試験です。

こころというものを学問として捉えて学ぶ心理学の検定として設けられたもので、メンタルケア心理士・メンタルケア心理専門士という研究者の称号を取得し、学術学会入会許可を与える制度としています。

こころ検定は1~4級の4段階!

こころ検定は1級から4級までの4段階に分かれており、2級取得でメンタルケア心理士、1級取得でメンタルケア心理専門士の資格を取得できます。各級の詳細はホームページでも紹介されています。

試験内容 試験時間 試験方法 検定料
4級 基礎心理学における領域で下記の領域における知識を理解し、自らのこころについて理解を深めることが出来る

【出題範囲】学習・認知・生理・知覚・社会・感情・知能

60分 ・CBT試験

【解答形式】

四者択一

【問題数】

20問

【合格基準】100点中70点以上

6,000円
3級 基礎心理学における領域で下記の領域における知識・技能を身につけ、自らのこころの成長を図ることが出来る

【出題範囲】発達・パーソナリティ ・教育 ・適応 ・検査

60分 ・CBT試験

【解答形式】

四者択一

【問題数】

20問

【合格基準】100点中70点以上

6,000円
2級 医療・福祉・教育・産業・公共サービス等での相談援助および心理カウンセリング、心理療法によるカウンセリング業務従事職やコミュニケーション向上で求められる基礎知識・技能を有す。

【出題範囲】①精神解剖生理学②精神医科学③カウンセリング基本技法

120分 ・CBT試験

【解答形式】

四者択一

【問題数】

40問

【合格基準】

正答率70%以上

7,700円
1級 医療・福祉・教育・産業・公共サービス等での相談援助および心理カウンセリング、心理療法によるカウンセリング業務従事職やコミュニケーション向上で求められる応用知識・技能を有す。

【出題範囲】
・学科試験:こころ検定2級分野全般に加えた次の項目。①精神医科学緒論②面接技法(カウンセリング技法)③応用生活心理学④カウンセリング技法(心理療法)⑤精神予防政策学
・実技/口述試験:出題範囲内容についての口述試験及びカウンセリング技能に関する実技

120分

※実技/口述試験については非公開

・学科試験:CBT試験
・実技/口述試験:会場試験(年2回:東京・大阪、年1回:北海道・宮城・愛知・福岡)
【解答形式】四者択一【問題数】・学科試験:40問・実技/口述試験:非公開【合格基準】
・学科試験:正答率70%以上
・実技/口述試験:非公開
・学科試験 :8,000円
・実技/口述試験: 5,000円

参考

心理に関する検定概要|心理を学ぶ文部科学省後援「こころ検定」

検定の日程は?

こころ検定の4級から2級は同時受験が可能なため、年4回の実施日程は同じです。ただし、1級については2級合格者のみが受験できるため、受験日程が異なります。

詳細は公式ホームページにて案内されているので、ぜひそちらをご覧ください。

心理に関する試験日程一覧|心理を学ぶ文部科学省後援「こころ検定」