ディジタル技術検定とは?受験の難易度やおすすめの勉強法を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

「ディジタル技術検定」という資格をご存知でしょうか。ディジタル技術検定は、物作りに必要とされる情報処理やITに関する知識を問う資格で、「将来はIT業界で活躍したい」という方におすすめの資格です。近年はITを搭載した家電も登場するなど、メーカーでもITに関する知識が求められるようになりました。今回は、ディジタル技術検定の内容や受験方法、難易度について紹介します。

ディジタル技術検定とは?

ディジタル技術検定とは、国際文化カレッジが主催している、公的資格の試験のことで、文部科学省も後援している検定です。4級から1級までの4区分となっており、2級と1級は専門的な知識やスキルを問うために「情報部門」と「制御部門」に分かれ、同じ級の中で別の資格を設けています。ディジタル技術検定はコンピューターの操作能力を検定する資格で、メーカーでも「ものづくり」に携わる際に役立てることができます。

昭和47年に始まったラジオ・音響技能検定(平成27年にて休止)は、累計で30万人もの合格者がメーカーを中心に活躍されています。そこから平成元年にコンピュータ系の技術を独立させたものが「ディジタル技術検定」です。長い歴史を有する技術系検定のため、メーカーや工業系学校における知名度・信頼性が高い検定といえます。

(引用元:ディジタル技術検定 – 試験概要|公益財団法人 国際文化カレッジ

ディジタル技術検定は難しい?レベル・難易度について

専門的な知識が問われるディジタル検定ですが、難易度や勉強に必要な時間はどれくらいなのでしょうか。

合格点と難易度

ディジタル検定の難易度は級によって異なり、4級の場合は約8割、3級は5~6割ほど、2級は両部門ともに5~6割ほど、1級は両部門ともに1~2割弱ほどとなっています。就職の際には1級を取得すると有利になるといわれていますが、1級は難易度が高いため、しっかりと受験対策をする必要があります。

参考

ディジタル技術検定 – 試験概要|公益財団法人 国際文化カレッジ

勉強に必要な時間

ディジタル検定を受ける方の中には、メーカー勤務や技術者として働いている方が多くいるようです。一方で、学生のうちに技術系の資格を取得しているケースは多くはなく、学生のうちにディジタル技術検定資格を取得することで、進学や就職の際に有利に働くでしょう。ディジタル技術に関する知識が全くないという方でも受験することは可能ですが、試験に合格するためには、少なくとも3ヶ月以上前から参考書や模擬問題などに取り組む必要があるでしょう。