英検4級の合格ラインは?問題内容と勉強法を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

急速なグローバル化が進む中で、英語検定の重要性は高まっています。受験や就職活動に活かされるのはもちろん、小学校から英語を学ぶ子供達の目標の1つとされていることは言うまでもありません。この記事では英検4級の合格ラインを中心に、内容や効果的な勉強方法をまとめました。

英検4級の問題と合格ライン

英検4級ではどんな問題が出題され、どの程度の実力なら合格することができるのでしょうか? ここでは英検4級の具体的な問題内容と合格ラインについてご紹介します。

英検4級の合格ライン

英検4級の試験は、筆記とリスニングに分かれており、2016年度から録音型面接のスピーキングテストが導入されます。レベルは中学2年生・単語数1,300語がベースとなっています。

合格ラインの目安は以下の通りです。

【英検4級一次試験】 配点と合格点(合格のための目標点)

(参照元:【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!(準1級・2級・準2級・3級・4級・5級) | ESL club

問題数は全部で65問あります。リーディングが35問、リスニングが30問の構成になっています。配点は各1点です。合格ラインはおよそ63%となっていますが、確実に合格するためにも70%以上を目標に学習を進めていくと良いでしょう。

英検4級で出題される問題

英検4級では以下のような出題内容となっています。

一次試験

測定する技能 形式・課題 問題の詳細 問題数 解答形式
リーディング 短文の語句 文脈に合う適切な語句を補う 15 空所補充・4択
長文の語句 文章の空所に文脈に合う適切な語句を補う 5
日本文付き短文の語句整序 日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える 5 並べ替え・4択
長文の内容 文章の内容に関する質問に答える 10 一致選択・4択
リスニング 会話の内容 会話の内容に関する質問に答える 10 一致選択・4択
文の内容 文章の内容に関する質問に答える 10
会話の応答文選択 会話の最後の応答として適切なものを補う 10 応答文選択・3択

参考

4級の試験内容 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

内容を見てもどのような問題なのかが分からない場合は、実際に過去の問題を解いてみることをおすすめします。過去の問題を解くことで、だいたいのレベルの把握や時間配分などもできるようになってくるからです。

スピーキングテスト

測定する技能 形式・課題 問題の詳細 問題数 解答形式
スピーキング 音読 25語程の文章を読む 1 録音型面接
文章についての質問 音読した文章の内容についての質問に答える 2
イラストについての質問 イラストの概要を説明する 1
自分の意見や考えを述べる 日常生活の事柄について自分の考えなどを述べる 1

参考
4級の試験内容 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

2016年から英検4級でもスピーキングテストが導入されました。約4分間の録音型面接です。

英検4級の合格率

英検は2016年度より、従来の採点方法からCSEスコアへ採点方法を変更しました。独自の算出方法のため、非常に分かりにくい内容となっています。

また英検の公式ホームページでは合格率は公表されていません。

参考までに過去の合格率を見てみましょう。

年度 志願者 合格者 合格率
2012年度1回 131,453 91,797 69.8
2012年度2回 147,615 103,878 70.4
2012年度3回 164,920 114,085 69.2
2013年度1回 130,477 92,000 70.5
2013年度2回 147,985 104,509 70.6
2013年度3回 166,011 115,156 69.4
2014年度1回 123,697 85,421 69.1
2014年度2回 146,619 102,518 69.9

参考
英検4級の合格点の目安と合格率|英検4級ドットコム:小中学生の英検対策

この結果を見ると、年度によって多少のばらつきはありますが、英検4級の合格率は70%前後であることがわかります。