通学ではなく、自分のペースで学べるのが魅力の通信制大学。しかし、調べてみると色々な通信制大学があり、おすすめの通信制大学や人気の大学はどこなのか、どのように大学選びをしたら良いのか、どんな特徴を持っているのか、わからない部分も多いです。この記事では、通信制大学に絞っておすすめの大学についてご紹介します。
学びたい分野重視で選ぶ
通信制大学を希望する子供には、将来なりたい職業や取りたい資格をはじめ、学びたい分野があるのではないでしょうか。その分野に強い通信制大学を選ぶのは方法の1つです。
教員・保育士免許
国家資格である教員・保育士免許は、取得するためにそれぞれ法律で決められた単位を修得しなくてはいけません。取りたい免許を取得できる通信制大学を選ぶようにしましょう。
大学によっては中学校・高等学校教員免許のみ取得可能など、開設コースが限られているところもあります。また、在学中に複数の免許を取得できる大学でも、単位の取り方やコースの選び方によっては在学年数が長くなってしまうこともあるので注意しましょう。
福祉
単位をすべて修得できれば良い教員免許とは違い、福祉の国家資格は国家試験が必要なものがいくつもあります。大学で所定の単位を修得すると、国家試験の受験資格を得ることができます。
大学で国家試験受験資格が得られる福祉系の資格としては、「社会福祉士」「精神保健福祉士」などがあります。
IT
大学で「手に職」がつけられるといえばIT分野です。就職に役立つ国家資格等もありますが、実際にプログラミングのスキルがあるかどうかで進路が大幅に変わってくる分野でもあります。
ソフトバンクのサイバー大学などでは、ITとビジネスの両方を学ぶことができ、自宅で社会から必要とされる人材にスキルアップできます。IT系の通信制大学を選ぶ際は、サイバー大学のように技術力をしっかりと身につけられる大学を選びましょう。
法律・ビジネスなど実務
「弁護士」「税理士」「建築士」など、いわゆる「士業」の国家資格の中には、大学で所定の単位を修得する必要があるものがあります。「行政書士」「司法書士」のように受験資格がない国家試験もありますが、大学で関連法規について学んでいると合格率が上がりやすくなります。
取得したい資格がある場合は、その業務に関連する分野を通信制大学で学ぶと良いでしょう。「具体的な進路はまだ決めていないけれども、とりあえず在学中に複数の士業の資格を取っておきたい」という場合は、法学部のある通信制大学を選ぶと勉強の効率が良くなります。
芸術
学費が高く、入学試験も難しいという印象のある芸術系大学。通信で学べるところもありますので、費用や受験準備等の面で入学を諦めていた子供でも挑戦できる可能性があります。
将来の進路という意味では、芸術系の通信制大学で取得できる資格などはあまり多くありません。好きなことを学びつつ、進路についてはまた別にしっかりと考える必要がありそうです。
有名大学
倍率が高く、「高嶺の花」と思われることの多い有名大学に入学できるのも通信制大学の魅力の1つです。慶應義塾大学であれば文学部・経済学部・法学部に通信制課程が設置されています。
早稲田大学は人間科学部に通信制課程があります。1学部のみですが、心理学・工学・生物学・人文科学・福祉等、文系・理系どちらのコースも選ぶことができるようになっています。
