私たちを知らず知らずのうちに笑顔にしてくれているのが、脚本家。テレビや映画、ソーシャルゲームなど、さまざまな作品のストーリーを手掛ける仕事が脚本家です。子供が脚本に興味を持っているようでしたら、まずは仕事の内容や、脚本家になるためのルート、必要な素質について知るといいでしょう。詳しくご紹介します。
もくじ
脚本家の仕事内容とは
脚本家は、目的に沿ったストーリーや進行を、脚本に書いて表す仕事です。ジャンルは、テレビや映画、舞台演劇、ラジオ、アニメ、漫画、テレビゲーム、SNS上のソーシャルゲームまで多様です。脚本は、登場人物や舞台設定、ストーリー展開、セリフ、アクション、真理など、さまざまな要素で構成されています。
ここまで聞くと小説と混同されるかもしれません。小説と違うのは、常に流動的な点です。テレビ番組であれば、視聴者が目で見るため映像としてビジュアルの要素を重視します。また、小説家が1人で自分の思うような作品を作ることができる反面、脚本家は監督やプロデューサーの意向により内容に変化を加えていきます。テレビ局として視聴率を上げるため、脚本は流動的に変化します。
また、連続ドラマや長期シリーズの番組では、脚本家一人で脚本を作成せず、複数で作成することもあります。1人の脚本家に負担が集中して、アイデアのパターン化や脚本の遅れなどのトラブルを未然に防ぐためです。そのために、複数の脚本家が脚本をブラシュアップして見る人を飽きさせないストーリーを完成させていきます。脚本家はチームで仕事をするのです。
有名な脚本家とは
家族でなじみのある番組を作っていたのは、実は脚本家です。では、どんな脚本家が現代では活躍しているのでしょうか。何人かご紹介します。
宮藤官九郎さん
「木更津キャッツアイ」や「タイガー＆ドラゴン」といった人気テレビドラマだけでなく、連続テレビ小説の「あまちゃん」を手がけています。
三谷幸喜さん
日本芸術学部演劇科在学中に発足した劇団「東京サンシャインボーイズ」の脚本や演出で徐々に知名度を上げて行きました。「古畑任三郎」シリーズ、「振り返れば奴がいる」、「THE 有頂天ホテル」などの脚本に携わっています。
内館牧子さん
人気テレビドラマ「都合のいい女」や「ひらり」、「毛利元就」、「週末婚」などを世に出した人物です。
このようにお茶の間が知っている作品を世に生み出せるのが脚本家の仕事です。
