文学部の志望理由、どう書く?しっかり学ぶためには大学研究も大切! ( 3 )

文学部からのメッセージを読もう

大学の特色についてはどこで知ることができるのでしょうか。名称はそれぞれに異なりますが、各大学の公式ホームページでは「学部からのメッセージ」が公開されています。そちらを見てみると、雰囲気が分かるでしょう。

未知にたじろがず、わからなさと向かい合う。その困難な時間を、身につけ手になじんだことばと、友として出会う他者がささえてくれるでしょう。どうか、この学部・研究科でのみなさんの学びが、ことばの人類史の奥深さや、身体の錯綜し重層する実感や、社会の多様性の拡がりに負けないほど、ゆたかで透徹したものでありますように。

文学部長・研究科長 佐藤 健二

(引用元:学部長挨拶|東京大学文学部・大学院人文社会系研究科

いわゆるグローバル化や情報社会の到来によって、変動が激しく流動化する社会や世界の動向があるからこそ、根源や本質を追究するという文学部の意義はますます重要になってきます。慶應義塾大学文学部の教員と学生は、ともに互いの「文」(ことば)を尊重しながら、事柄の本質を見極めるための知的探究に共同してとりくんでいます。

文学部長 松浦良充

(引用元:学部長メッセージ|慶應義塾大学文学部

興味のあることに近い先生はいるか、授業はあるか

文学部全体の雰囲気をつかんだら、続いては子供の関心に沿って調べてみましょう。各大学の公式ホームページには、「教員紹介」「授業紹介」などのページがあります。子供が関心を持って学びたいと思っている分野の専門家はいるのか。また、関心のある専門分野がほかにあるのか、などをチェックしましょう。

子供の関心のある分野の専門家が見つからなかった場合でも、ほかに心を惹かれる研究があるかもしれません。気になった教員については、著書を読んでみるのも良いでしょう。

考える力は文学部でもっと鍛えられる!

志望理由を言葉にしてまとめるのには考える力が必要です。うまくまとめることができずに能力の限界を感じる子供もいるかもしれません。しかし、この考える力は文学部に入学してからさらに伸ばすことができます。「文系不要論」などという話題も耳にする昨今ですが、文学部で学ぶことは将来子供の助けになってくれるかもしれません。

大阪大学文学部長の金水敏は「文学部の学問が本領を発揮するのは、人生の岐路に立ったときではないか」と言っています。

人間が人間として自由であるためには、直面した問題について考え抜くしかない。その考える手がかりを与えてくれるのが、文学部で学ぶさまざまな学問であったというわけです

(引用元:文学部って何の役に立つの? 阪大学部長の式辞が話題に 思いを聞く|withnews(ウィズニュース)

「専門分野を学ぶことによって考える力を身につけたい」というのも志望理由の1つになります。そう思うに至った経緯も書くと説得力が増すでしょう。

まとめ:調べたことと自分の関心を組み合わせよう

志望理由を言葉にするのは、それを読んだり聞いたりする人に子供の考えを理解してもらい、納得してもらうという目的があります。子供自身の考えをきちんと書くだけでなく、しっかりと根拠を出して説明することも重要です。志望大学の文学部や、そこで行われている教育・研究について調べて、志望動機により説得力を持たせましょう。

参考
志望理由書(自己推薦書)とは|マイナビ進学
文学部の志望理由を考える|進路のミカタニュース
東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
推薦入試トップページ|東京大学
慶應義塾大学文学部
推薦入試(自主応募):文学部|慶應義塾大学 学部入学案内
【討論】国立大学改革の一環として通知された「文系学部廃止」は是か非か|産経ニュース

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akahoshitomoka

piggiesagogoクロシェター・ライター。 オリジナルの編み物作品の作り方を販売しながらライターもしています。守備範囲はハンドメイドから不動産まで。三浦半島が好きです。